ハリケーンも良いけどカンブリアンランタンも良いんじゃないかな
はい、こんにちは。当Blogにアクセスして頂きありがとうございます。
キャラメルキャンディキャンパーのHagarieです。
※注意!
このページにスマートフォンからGoogle検索で辿り着いた方はAMP(Accelerated Mobile Pages)で表示されているかと思います。この記事はAMPに対応していない為、正しく表示されない、もしくは記事の途中でページが途切れる等の不具合が報告されています。
お手数ですがコチラからアクセスし直して頂けると幸いです→通常ページへアクセス
お手数ですがコチラからアクセスし直して頂けると幸いです→通常ページへアクセス
先日ハリケーンランタンについて記事を書いたのですが(関連記事:それにつけてもハリケーンランタンの素晴らしさよ)ハリケーンランタンだけでなく他のオイルランプについても紹介したく思い記事を書くことにしました。
★カンブリアンランタンとは?
カンブリアンランタンとは「マイナーズランプ」とも呼ばれ、
マイナーズランプ=Miners' lamp=炭鉱夫のランプ。
その名の通り、元々は炭鉱用のランタンでした。
開発は19世紀のイギリスのウェールズで、当時ウェールズは世界で消費される石炭の半分を産出するほどの大炭鉱地帯でした。そして炭鉱では地中から可燃性のガスが洩れる事があり、それまで使われていた蝋燭ではその漏れ出したガスが引火、爆発、もしくはガス充満による酸欠という事故が多かったそうでマイナーズランプが開発されました。
このマイナーランプは炎上部に設置された金網が熱を奪う事により、ランプから排出される熱の温度をガスの発火点以下にさせ引火を防ぎます。そして本体に使われている真鍮は岩石に当たった時に火花を発することは無いので地下で使うのに最も安全な金属と言われていました。また炎自体も全面分厚いガラスに守られ、直接引火しない仕組みです。
そして炎の長さでガスの濃度、色でガスの種類をある程度判断出来る為、照明器具としてだけでなくガス検出器としての役割も果たし、電気照明が開発された後もしばらく利用が続いたようです。
ちなみにカンブリアンとはウェールズの古い呼び名で、ウェールズで作られたランタンなのでカンブリアンランタンというそうです。海外ではウェールズマイナーランプなんて呼び方もあるみたいです。
★カンブリアンランタンを手に入れる
現在、国内で流通している主なカンブリアンランタンは「E Thomas & Williams Ltd」と「JD Burford」のランタンでどちらもウェールズ製です。他にも三重県にあるゴーリキアイランドというアンティーク家具メーカーが作っているものもあります。
ちなみに私が持っているのは「E Thomas & Williams Ltd」の普通サイズと「JD Burford」の小さいサイズです。なので今回はこの二つを紹介します。余談ですが実は過去にゴーリキアイランドのランタンも買おうかと思ったのですが表面に輝くゴーリキアイランドのプレートがなんか嫌で買うのを止めました。しかしゴーリキアイランドは小型ながら平芯を使える点など良い点も多くありオススメですよ。
★E Thomas & Williams Ltd
サイズは直径8.8cm、高さ26.4cmです。
燃料補充について
燃料補給の方法は、まずバーナーユニットを外します。ネジになっています。
バナーユニットの留め金を外します。
芯の支持金具をズラし、燃料を補充します。
※燃料の種類等に関しては過去のハリケーンランタンの記事を参考にしてください。
(関連記事:それにつけてもハリケーンランタンの素晴らしさよ)
火力調整について
火力の調整はハリケーンランタンの様にハンドルを回すのでは無く、芯の脇に見える針を直接芯に引っ掛けて上下させます。
ハンドルではないので一見難しそうですが、調整用の針はランタン下部から出ている針金と繋がっているので点灯中でも問題無く調整が出来ます。
芯について
芯のサイズは14mm。
12mmの4分芯でも問題ないと思いますが、なんでしょうこのサイズ。
4分芯を使っているハリケーンランプと比較してもやはり少しだけ幅広です↓
5分芯では15mmなので幅広過ぎますし...ホントなんでしょうねコレ。
★JD Burford(Mediumサイズ)
サイズは直径6.3cm、高さ18cmです。
CB缶よりも小さいサイズです。
燃料補充について
E Thomas & Williams Ltdと似ていますが、バナーユニットを外し、
芯ユニットを外し、その隙間から燃料を注ぎます。
ちなみに芯の調整は点灯中は出来ません。
またコレも芯が変なサイズで私の持っている他の丸芯ともサイズが違います。
ちなみにこのJD Burford(Mediumサイズ)は内部の金属メッシュ等が省かれた完全なレプリカでキャンプでは良いのですが、実用には耐えられそうにありません。実用とは何なのだろうか。
それはそうとホヤが完全にガードされていて、六角ナットを5つも外さないとホヤの清掃が出来ないメンテナンス性度外視の設計よ。イギリス人め。
★明るさについて
ハリケーンランタンの時も書きましたが、凄く暗く実用性は殆どありませんが一応比較の写真を並べておきます。ただ、比較と言いつつ芯の出し方、
ハリケーンランプ(比較用)
E Thomas & Williams Ltd
JD Burford
芯の出し方により明るさは大きく変わるとは思いますがハリケーンよりカンブリアンの方が明るく感じました。特にJD Burfordも含めカンブリアンランタンはハリケーンランタンに比べて下方向への光を強く感じました。
(※2018年10月28日に比較写真をISO、絞り、F値を合わせた物に差し替えしました)
★カンブリアンランタンの活用
散々実用性が無いと言ってきましたが、世界最大のマイナーランプ販売で知られるカナダのhttp://www.welshminerslamps.com/というサイトでは様々な実用のアイデアが書かれていますので一例を挙げておきます。
・近所の洞窟を探索する時や地下のトンネルを掘る時に便利。
・ベルトに吊るし鉱夫を模倣する。
・会議に持ち込むと時を超えた機能的デザインによりインスピレーションを得られる。
・オフィスで同僚に印象付ける為に、机や棚に置いておきます。
それでは今回はこの辺で。
皆さん、良いアウトドアライフを!ではまた!
油断していたら山小屋ランプを買っていた
広告