こんにちは、Hagarieです。
もう何回目だか良く分からないんですが今回はメーカー小話です。
それで今回お話しするアウトドアブランドは
ogawa(オガワ)
について話していきたいと思います。
ogawaのイメージ
(公式ホームページより転載)
私のイメージだと小川テントというと野外イベントや自衛隊御用達の様な所謂B to Bのテント屋さんのイメージがあります。しかしながらB to Cの方でも本職のテント屋さんならではの高品質、高性能、そしてそれに伴って値段も相応な通好みなテントを発売しているイメージですね。
私も冬はここのテントを使っていますので、私も"通"ってことで良いですよね?
オガワ張り
タープを自分で建てた事のある人なら一度は
"オガワ張り"という設営方法を試した事があるんじゃないでしょうか、また、タープについて詳しく知らなくてもその"オガワ張り"という言葉くらいは聴いた事がある人も多いのではないしょうか。
「オガワ張り」とは、キャンパルジャパンのシステムタープに付属しているセッティングテープを利用し、テントとタープを連結させスペースに無駄が無いタープの張り方です。そしてこの張り方は雨にも強く非常に機能的で居住性も高く、そして美しい見た目で人気の張り方でもあります。
(公式ホームページより転載)
オガワのテントやタープを持っていない人も一度はやった事あるんじゃないですか?
タープを使い始めたばかりの人は良くドヤ顔で「オガワ張り」という単語を連発させますよね。キャンパーあるあるです。
ogawaの歴史
オガワはなんと創業1914年。国内キャンプメーカーでは断然古く、100年以上前に第一次世界大戦中に軍用テントの製造から始まった会社です。まさに日本のテント業界のパイオニア的な存在ですね。
キャンプ向けレジャーテントに進出したのは、それから40年以上後の1950年代後半です。当時の小川テント社長の馬場さんはレジャー先進国であるアメリカに訪問、そこでいつか日本でもオートキャンプが流行ると確信し、試作を繰り返し1961年にオーナーロッジ1号を完成させます。
2000年には小川テントから小川キャンパルが分社独立。
2011年に小川テントは破産。
その後、小川キャンパルは鹿児島県宇検村に本社がある日本マグロ資源研究所株式会社の支援の下で事業を継続することになりましたが、親会社であった小川テントに対する貸倒損失などで債務超過に転落するなどして経営が悪化。
2015年2月に入ってからは、マッハ機器株式会社に1億円の焦付が発生して資金繰りが悪化した他、支援企業であった日本マグロ資源研究所の当時の社長が脱税で逮捕されるなど信用が低下。
その為、事業並びにオガワブランドを2015年3月24日に設立したキャンパルジャパンへ譲渡されました。
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会社そのものはズタズタになってきたものの何とかブランドだけは生き残った感じですね。製品自体は良いのですが、古い会社ではよくあるようにここも販売や経営が得意では無かったのかも知れませんね。
オガワのオススメ
前述した通り、品質や機能面では優れているのですが、財布には優しくないメーカーです。
ステイシーST
この前室の大きさからソロキャンプなら最強の居住性だと思われます。ソロ用ツールームテント。ここまで前室が大きいとタープが必要無いので結果として荷物を減らすことにも繋がります。オススメですよ。
最後に
如何でしょうか、オガワのテント。
テントメーカーでは「ウラヤマでもヒマラヤでも」でお馴染みのアライテントが有名ですが、あそこは山岳メインなので、キャンプにおいてはオガワテントの方がオススメ出来ます。
皆さんも是非オガワのテントを検討してみては如何でしょうか。