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プリムスについて

   

プリムスについて

メーカー小話第6回目、今回は

PRIMUS(プリムス)

について解説していきたいと思います。


皆さんはプリムスにどんなイメージ?


 プリムスと言ったら、まずバーナーですよね。私が最初に買ったバーナーはキャプテンスタッグのオーリックというバーナーだったのですが、当時私は登山をやっており、特に不満は無かったのですが、ウルトラライト思想(絶対軽量主義)を煩わせてしまいオーリックでは満足出来なくなりました。よりコンパクトで、より高性能なバーナーを買う為、必死に情報収集し、選び、買ったのがプリムスのP-153でした。どんなに環境下でも火が着きましたし、出力3,600kcal/hという圧倒的な熱量、冷えた身体を暖めてくれたのは、いつもP-153でした。
プリムスについて


 今でもこのP-153を見ると登山をやっていた頃の思い出が蘇ります。本当に良い相棒です。しかし、当時お金に余裕の無かった私が、よく9,000円もするこのバーナーを買ったなと今になって思います。




 今回は、プリムスについて説明したいのですが、プリムスは日本での販売はイワタニ・プリムスという合弁会社によって行なわれています。イワタニ?という感じかも知れませんが、イワタニとは、大阪に本店を持つLPG分野国内トップの総合エネルギー企業、岩谷産業の事です。Iwataniブランドで家庭用カセットコンロやガスストーブが有名ですね。

それを踏まえて、プリムスの歴史について説明していきます。

プリムスの歴史


1880年代 ヴィルヘルム・リンドクヴィストさんが、パラフィンを気化させることで煤の出ない画期的なストーブを発明。

1892年 仲間のスヴェンソンさんと共にスウェーデンのストックホルムに工場を開き、そのストーブを「PRIMUS」と名付け量産開始。

1911年 アムンゼンの南極点初到達にPRIMUSストーブが携行される。

1953年 ヒラリー、テンジンのエベレスト初登頂にPRIMUSのストーブが携行される。
1953年 LPガス器具製品の販売を開始


1962年 液体燃料ストーブの製造・販売権をOptimus社に移譲
 当時Optimus社はスウェーデン国内にある競合他社の灯油・ガソリンストーブ部門の吸収を続けていました。PRIMUSは1953年からLPガス製品の販売を始め、1962年には既に主力製品になっており、液体燃料ストーブは下火。逆ににOptimus社はLPガスは手掛けずに液体燃料のストーブを主力とする方針を採っていた為、この移譲に至ったのだろうと思います。なので1960年代の液体ストーブを探すとOptimus社のPRIMUSブランドがあるらしいです。

1985年 日本への本格進出の為、岩谷産業と合弁会社イワタニ・プリムスを設立。
 それにしても1985年頃は、このイワタニ・プリムスといい、ロゴス、ユニフレーム、スノーピークと多くの国内アウトドアメーカーがブランドを立ち上げていますね。バブル突入前なのに何かそういった雰囲気があったのでしょうか。キャンプブームの5年以上前からその兆候があったのでしょうか。当時、今みたいにネットがあり、ブログなんかがあれば当時を探れるのですが...。どうでもいい事ですが、私も1985年生まれです。

2003年バーチカルイグニッションシステムを開発

2016年 ツーバーナー「オンジャ」をはじめとする「キャンプファイアシリーズ」が登場。徐々にキャンプ用品にも力を入れ始めてます。





 いかがでしょうか、プリムスの歴史。

そうです、キャンプ向けメーカーではありません。

ッガッチガチの山岳向け、極地向けのメーカーです。

 本格的なキャンプ向け製品はスタートしたばかりです。近年になり火気のノウハウを生かしたツーバーナーや、アウトドアヒーターなのどのキャンプ向けの製品を出し始めています。少なくとも私が冒頭で紹介したP-153は通常キャンプではオーバースペックなので初心者キャンパーにはオススメ出来ません。(あれはただ私が自慢したかっただけですよ?はい?)


プリムスのオススメ製品は?

キャンプメーカーじゃないので初心者キャンパーにオススメ出来る製品なんかねぇ

・ジュニアコンパクトバーナー CB-JCB

 山岳で使う様なOD缶(アウトドア缶)を使わず、入手も楽で安価なCB缶(カセットボンベ缶)が使えるバーナーです。そのCB缶が使えるというランニングコストの良さとコンパクトさで非常に人気があり、キャンプ場でも使っている人を良く見ます。
 しかし、同じカテゴリーなら私としては、マイクロレギュレーター内臓のSOTOのST-310をオススメします。ジュニアバーナーも良いのですが、設計が古く、SOTOのST-310発売後は存在価値が揺らいできています。


・イワタニ カセットフー BO(ボー) EX

 ジュニアバーナーを買うくらいならこっちがオススメです。バーナーでは成し得ない様な安定性と、P-153並みの出力3,500kcal/hという大火力。風防も付いていますし、初心者にこそこれがオススメ。PRIMUSじゃなくてIwatani製品なんですがね。


・アウトドアヒーター

 これもPRIMUSじゃなくてIwataniの製品ですが、このアウトドアヒーター、少し高いですが冬キャンプにはオススメです。他のCB缶タイプのガスヒーターに比べると、より暖かいです。私は他にもニチネンのMrヒートを使っていますが、あれではテント全体を暖めることはできませんが、このヒーターはテント全体を暖める能力があります。若干ボーボーうるさいですが、その音を聞きながら冬キャンプに励んでいると、とても幸せな気分になれます。もう春だが本当にオススメか?
 ※テント、タープ内での使用は一酸化警報機を用意の上、火傷や火災等に十分気を付け、自己責任で行なってください。




 先にも書きました完全に山岳・局地向けメーカーでした。もっとキャンプ向けのメーカーかと思ったんですが...しかし近年、イワタニ・プリムスもキャンプに力を入れ始めています。今後の動きに注目ですね。


みなさん、これからもプリムスをよろしくね。








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