初心者の為の椅子選び
椅子の必要性
今回はアウトドアチェアー、椅子について解説していきます。
私は前回の「初心者の為のテーブル選び」でも説明した通り、「テント」、「寝袋」、「スリーピングマット」、「ペグ」以外はそれが無ければキャンプが成立しなくなる様なクリティカルなアイテムではありません。今回紹介する椅子も同じように無くても何とかなります。
テーブルの時も少し話しをしましたが、クーラーボックスやコンテナボックス、倒木、岩等の自然を椅子として利用している人も良く目にします。いや、それどころか地べたに座ってる人も多いですね。私も冬キャンプの時は地べたに座っている事の方が多いかもしれません。
それ程度の必要性と思ってください。
スタイルについて
まず、椅子を選ぶ前に自分がどういったスタイルでキャンプをしたいのか決めてください。ハイスタイルなのか、ロースタイルなのかを決めてください。それによって選ぶ椅子が変わってきます。
ハイスタイルについて
通常、日常的に使用する椅子の高さを想像してください。アウトドアチェアの場合はそこから5~10cm程低い感じですが、大体そんな感じです。バーベキュースタイルとも言われ。立ったり座ったりの動作がし易く、座ったままでの作業もし易いです。また、地面から離れている為、地面からの温度の影響を受け難く、夏の蒸し暑い地面や、冬の凍て付いた地面からの温度影響を大幅に軽減出来ます。さらに地面から離れている為、地面を這う様な虫は
ロースタイルについて
ハイスタイルよりも低いスタイルです。言葉のままなのでアレですが、私の語呂の少なさがアレですのでアレしてください。
ロースタイルはハイスタイルに比べ、地面に近い分、自然を感じたり、脚をダラりと伸ばすことが出来たり、リラックス度が格段に上です。しかしその分、立ち上がったり座ったりの動作がし難く、座ったままでの作業もし難いです。また地面に近い為、夏は草や虫が
前回の「初心者の為のテーブル選び」でも説明した通り、2010年代前半に韓国のDAC社というポールメーカーが、「Helinox」というブランドで超軽量コンパクトチェアを発売し、日本ではmont-bellが取り扱いを始めた事により爆発的に普及し、2016年頃には大手メーカーも含め、各アウトドアメーカーが挙ってヘリノックスを模倣したモデルを販売し始めさらに広がっていきました。
このヘリノックスの様なスタイルのチェアは軽量コンパクトな他に、従来のアウトドアチェアよりも少し低いという特徴を持っていました。そして、その手の椅子を使った人達は、ロースタイルが楽な事にも気が付いたのでしょう。ヘリノックス(模倣モデルも含め)の普及によりロースタイルが流行しました。
すでにロースタイルの流れは主流になりつつあり、流行り始めのころはロースタイルと呼ばれていたヘリノックスのチェアワンですら、最近はハイスタイルに分類される事があります。さらに最近では、そのチェアワンや、カーミットチェア等の高さをミドルスタイルと呼ぶこともあるようです。
オススメのアウトドアチェアは?
ハイスタイル - コールマン チェア イージーリフトチェアST
このモデルはアウトドアチェアとしては珍しくリクライニングが出来ます。しかも座ったままでも身体の重心移動だけでリクライニングも可能で、"食べる→横になる"の動作がシームレスに行なえ非常に便利です。
また天体観測をする際にも便利です。私も毎年夏にはカシオペア流星群を見にコレを持って日光湯元まで行きますね。実際使ってみないと分からないと思うので、店舗で試させてもらってください。もしくはカシオペア流星群の時期に湯元のキャンプ場に行けば、きっと、ひとりぼっちの私が居ますので話し掛けてください。大切なのは勇気です。頑張ってください。
ロースタイル - ロゴス あぐらチェア
このモデルに似た製品が多いですが、耐久性が低いものも多く、このタイプではロゴスがオススメです。コンパクトになりザックにもギリギリ括りつけられるので私もこのタイプを愛用しています。冬はこのままだと寒いのでロゴスのチェアカバーを掛け使用しています。
ヘリノックスはどうなの?という話しもあるでしょう。私もヘリノックスのコンフォートチェアを持っていますが、ソロキャンプでは殆ど使っていません。買った当初は独特な包み込むような座り心地が気に入ってたのですが、私自身がミドルスタイルのギアを持っていないのも大きいですが、座り心地、特に座った時の安定感に不安を覚えるところが使わない大きな要因です。
最後に
キャンプに椅子は必須ではありませんが、あったらあったで便利です。
私は最近地べたにクッションを敷いて座る事も多く、グランドチェアなんかも考えています。もし買ったら直ぐに使ってレポートします。
興味があるなら、まずホームセンターや、スポーツ用品店に見に行く事をお勧めします。
それでは皆さん、良いアウトドアチェアにめぐり合ってください。
初心者の為のテーブル選び
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