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ビトリノックスについて

   

ビトリノックスについて
こんばんは、Hagarieです。

今回はメーカー小話、第11回目で、

VICTORINOX(ビクトリノックス)

のお話しをしたいと思います。

ビクトリノックスのイメージ

 世間一般が言うマルチツール、所謂10徳ナイフのイメージって、赤くてスイスっぽい白十字マークが付いた、まさにビクトリノックスのイメージですよね。私もアウトドアを始める前からマルチツール=ビクトリノックスというイメージが強かったです。実際、私が最初に買ったマルチツールもビクトリノックスのミニチャンプでしたね。

 アウトドアに限らずマルチツールと言えばビクトリノックスのイメージです。


ビクトリノックスの歴史

 1884年、スイスのイーバッハで帽子職人の四男であった刃物職人カール・エルズナーさん(当時24歳)がワークショップを立上げたのが始まりです。そのワークショップは母親のビクトリアさんが献身的に支えていました。

 その後、刃物ギルドを組織する様になり、結果、ワークショップ立上げから7年後の1891年にはスイス陸軍にソルジャーナイフの納入を行なうようになりました。そこでカール・エルズナーさんのナイフは高く評価され、スイス陸軍は制式装備品のナイフ納入業者をドイツのゾーリンゲンの業者からカール・エルズナーさんのワークショップに変更することとなりました。

 さらにその6年後の1897年には現在のマルチツールの原型であるオフィサーナイフを「オリジナル・オフィサー・アンド・スポーツナイフ」として特許を取得。開発に乗り出します。これが現在でもビクトリノックス、延いてはマルチツールの象徴となるアイテムです。

 1909年、カール・エルズナーさんの母親が他界。敬愛を込め、彼女の名前であるビクトリアをブランド名にしました。また、同年、類似品が数多く出回るようになった為、スイス国旗とそれを守る盾「クロス&シールド」をトレードマークとして登録。現在では120ヵ国以上でトレードマークとして登録されています。

 1921年、業界に革新的な出来事となるステンレススチールが開発されます。この重要な年に、ブランド名のビクトリアステンレススチールを表す国際的な専門用語「INOX(イノックス)」これらを組み合わせて、「Victorinox(ビクトリノックス)」と社名とブランド名を改めました。

 1945年、第二次世界大戦が終戦したこの年、マルチツールが、世界中で広く受け入れられ始められ、ヨーロッパに駐留していたアメリカ軍によってアメリカに持ち帰られ、土産物として人気となり、以降、アメリカではマルチツール=ビクトリノックスと認められ流通していきます。

 1992年、日本に初めて自社販売会社「ビクトリノックス・ジャパン」を設立。当時は日本はキャンプブームで、栓抜きや缶切りが付いたその便利なナイフは飛ぶように売れたそうです。その成功を踏まえ、その後、数年間に各国に子会社を設立することとなります。

 2001年、アメリカ同時多発テロの影響で、ナイフが飛行機に持ち込めなくなると需要は急激に低下してしまったものの、2005年には同様に需要低下で弱っていた最大のライバル会社ウェンガー社を傘下に治める攻めの経営戦略を取り拡大を続けました。



 非常に歴史のあるメーカーさんです、今まで紹介したメーカーの中でもコールマンを抜き一番古いメーカーですね。2005年にウェンガー社を買収したおかげで、ウェンガーで評判の良かったソリッドレバー方式のスプリングのハサミや、波型のハサミの刃なんかが最近のモデルでは採用されており、ますます使いやすさや信頼性の向上を図り前に進み続けている印象を受けます。


ビクトリノックスのオススメ

 紹介するマルチツールはナイフやドライバーが付いています。現在日本では理由も無くそれらを携帯していると、刃の長さに関わらず摘発されてしまう場合が多いようです。

 スーパーサブ的な意味で常時携帯しておくと便利なアイテムなのですが、今の社会情勢はそれを許してくれません。

 筆箱等に入れておけば大丈夫とも聞きますが、それでも摘発されたとも聞いたことがあります。明確な基準が無く警察官のその場の判断で摘発されてしまう様なので、キャンプ等の明確な目的な無いまま公共の場で携帯するのは控えましょう。


なかなか残念な時代です。


ネイルクリップ


 小さくシンプルながらも、爪切り、ブレード、つめやすり、つめそうじ、はさみ、ピンセット、ツースピック、キーリングの8つの機能があります。爪切りが意外と便利で、爪以外にも、はさみでは切りづらい硬い紐や細い木の枝なんかも難なく切れますし、棘が刺さった時は毛抜き以上に棘を除去しやすいツールだと思います。


ランブラー


 爪きりは無いものの、スモールブレード(小刃)・つめやすり・マイナスドライバー(小)・プラスドライバー(小)・はさみ・キーリング・ピンセット(毛抜き)・ツースピック・せん抜き・ワイヤーストリッパーと10種類の機能を持っておりシンプルながら必要十分です。


スイスチャンプ


 最早ネタの域です。ラージブレード(大刃)・スモールブレード(小刃)・せん抜き・コルクせん抜き・カン切り・マイナスドライバー(小)・マイナスドライバー(大)・プラスドライバー・ワイヤーストリッパー・リーマー(穴あけ)・キーリング・ピンセット(毛抜き)・ツースピック・虫眼鏡・はさみ・マルチフック・のこぎり・うろこ落とし・はり外・・・と全部入りです。大きくて分厚く使いづらそうですがAmazonのレビューを見てもらうと分かるのですが、どんな状況にも出来るため意外と皆が高評価。


スイスカードライト


 他には見ないカードタイプのマルチツールですが、ナイフ・はさみ・マイナスドライバー(小)・マイナスドライバー(大)、プラスドライバー(小)・プラスドライバー(大)・虫眼鏡・LEDライト・毛抜き・ボールペン・虫ピン・定規と13種類の機能が詰まっています。カードタイプの為、携帯が非常に便利で、私も仕事で使う手帳やキャンプ用の財布に入れています。



   





最後に

 はい、以上でビクトリノックスのお話しを終わりにします。

キャンプ場で色々な人と話しをしてみると、意外とマルチツールを持っている人って少ないんですよね。実際に必要になるシーンも以外と無いのも事実ですが、でも、しかし、これを持っていれば人生で1度は言ってみたい台詞20位くらいに入るであろう「こんな事もあろうかと・・・」と言える権利を手に入れる事が出来ます。

冗談はさておき、持っていないキャンパーさんはひとつくらいマルチツールを買ってみてはいかがでしょうか。是非宜しくお願いします。








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