ペトロマックスについて

今回のメーカー小話は石油ランタンといえばこのメーカー
Petromax(ペトロマックス)
について話していきます。
Petromaxってどんなメーカー?

ペトロマックスはドイツのキャンプギアメーカー。日本ではSOLやOPTIMUSの販売を行なっている株式会社スター商事がこのペトロマックスに関しても販売を行なっています。
このメーカーは炎関連に特化したギアを多く出しており、焚火台に薪ストーブ、ロケットストーブ、ケトル、スキレットにダッチオーブンと挙げていったらキリが無いくらいラインナップは豊富です、その中でも特にペトロマックスと言えば圧力式灯油ランタンですね。

圧力式灯油ランタン、つまりはマントルタイプの灯油ランタンって取り扱いが難しく、ユーザーを選ぶギアなんですよね。出しているメーカーも少なく、手軽に入手出来るのが、このペトロマックスかイギリスのヴェーパラックス社位しかありません。このBlogを読んでいる人でも持っている人は少ないんじゃないでしょうか。そんなデメリットの多い灯油ランタンですが、使い慣れてくればガソリンランタンと同様の時間で点灯させられるし、燃料が灯油なので他の燃料に比べ安く手軽に手に入り、明るさはガソリンランタン以上で、且つ、揺らぎのある独特な光り方とメリットも多いです。そして、その美しく完成された姿は、世界のランタン愛好家を魅了しています。私はオススメはしませんが。
Petromaxの成り立ち
1866年、配管工のエイミル・エリックと修理工のアルバート・グレーツが「Lampen-Fabrik Erich and Graetz OHG」というランプメーカーを設立しました。アルバート・グレーツが改良した"Rueboelfunzein"と呼ばれるランプは、暗闇の時を終わらせたと当時言われていたそうです。その後もエリックとグレーツは圧力式灯油ランプを「Akaria」、「Matador」、「Iris」などの名前で製造および販売しました。
1889年、アルバート・グレーツは経営を息子のアドルフとマックスに譲りました。ちなみにエイミル・エリックは既に会社を去っていました(正確な記録が残っていない)
17歳から米国で長期間滞在していた最新の製造方法に勉強していた発明家のマックスと、兄であり世界的な流通業者だったアドルフのおかげで会社は一大成長し、アメリカのコネチカット、パリやロンドンにも工場を建てたそうです。

1910年、完全に新しいポータブルランタンを開発しました、現在の灯油ランプの原型とも言えるこのポータブルランタンは当時街灯などで主流となっていたガスの代わりに灯油を燃料として使用しました。これは蒸発された燃料が一定量の空気と混合されて点火された後、高温の鮮やかな青い炎を作り出して、これにより、ランタンに付着したマントルが光を放つという構造です。当時電気設備が整っていない時代だった為、明るく、信頼性が高く、持ち運びも容易なこのランタンは大流行したそうです。
その当時、マックスは友人や家族からペトロ(石油)+マックス(名前)でぺトロマックスと呼ばれていたそうです。遂には1920年、「Petromax」という名称が商標として登録されました。
コレがペトロマックスの成り立ちです。
どうもこのペトロマックというメーカーはドイツ ベルリンのメーカーのせいか歴史が長いのにも関わらず資料が乏しく、しかもドイツ語の為、詳しくはよく分かりません。現在発売しているモデルも当時から殆どモデルチェンジをしていないと言われるものの変遷も見つけることが出来ませんでした。
最後に
今回はペトロマックスという事でランタンとかオススメしたかったんですが、初心者が弄って火事でも起こされても怖いので敢えて商品紹介はしていませんが、キャンプでランタン沼に嵌ってしまった時などは検討してみるのもいいじゃないでしょうか。
以上、宜しくお願い致します。
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この記事へのコメント
ペトロマックスです!
本当ですね!ご指摘ありがとうございます!!