薪グリルをもっと燃えやすくしたい!

~ ユニフレームの薪グリルをもっと燃えやすくしたい! ~

※よろしければクリックお願いします
当Blogにアクセス頂きありがとうございます。
Caramel Candy CamperのHagarieです。こんにちは。
今回の記事とは関係無いのですが、最近モンベルのムーンライト2型テントを久々に使おうと思って引っ張り出したら酷く加水分解していました。
写真は無いのですがベタベタのドロドロ。
「ムーンライト2型」というより「ウォーキングデッド・シーズン2」って感じになってました。気が付けばシーズン11。
~ムーンライトテント2型の在りし日の姿~
*****
一応、セスキとポロンTで復活を試みたのですが、途中で嫌になってしまい処分する事にしました...購入当初は良く使用していましたが最近はめっきりでした。2018年1月1日から現在までで62回キャンプをしていますが、ムーンライト2型を使ったのは2回だけ、使用率で言うと3%しかないし、コレもう処分しても良いよね?

多くのテントに使われるポリウレタン(PU)は水分や塩素によって加水分解を加速させます。
皆さんも大事なテントがウォーキングデッドな事にならない様に、水道水(塩素)には触れない様にするのと、長期収納の前には十分乾かし、保管時も湿気に注意する様にしてください...。
と、冒頭から話が反れてしまいましたが今回は表題の通り、少し前に購入したユニフレームの焚火台「薪グリル」が、使ってみたら他の焚火台に比べ"燃えづらい"という焚火台としては致命的な欠点(→関連記事:薪グリルという一つの答え)があるのに気が付いたので、それを解消しようとした話を記事にしたいと思います。
★ユニフレームの薪グリルは燃えにくい。
薪グリルを紹介した記事の中でも書いたので転載します。
(→関連記事:薪グリルという一つの答え)■燃えづらい
私の焚火スキルが低いせいなのか、何なのか、私の持っている6つの焚火台の中では1,2位を争う燃えづらさです。もちろん、しっかりと焚火の世話をしていれば消える事は無いのですが、太い広葉樹を正しく組んで置いておいても、話しに夢中で焚き火の世話を忘れていると途中で鎮火なんてパターンもありました。現在は広葉樹と針葉樹の薪を混ぜて利用する事で燃えづらさをカバーしています。
という事で、広葉樹だけで燃やしていると、まだ薪がしっかり残っていても消えちゃったりする事があったので、それを解消しようと思います。
\火が出ないよ!/
燃えづらい焚火は自分も薪もお互い不幸。
★空気が足りない。
ユニフレームの薪グリルは、なぜ燃えづらいか、それは上述した通り空気(酸素)の不足が考えられます。本来であれば火床にある小さな空気穴や、火床のロストルの下を通り空気が供給される仕組みがあります。
しかし長時間に渡って薪グリルを使っていると火床のロストル下が灰で埋まっていき、最終的には火床下からの酸素供給は途絶えてしまいます。

で、酸素不足により燃焼不良が起こり、薪は炭化だけして灰化せず、火床下を埋めてしまいます。それにより、さらなる酸素不足を招いてしまう悪循環。まさに酸欠シンドローム。
★とりあえず空気穴を開けてみよう。
元々このユニフレームの薪グリルには、火床のフレームに空気の取り入れ口が8カ所あります。

*****
私は過去にも焚火台に穴を開けたことがあります(→関連記事:チャコールグリルを焚火台に)それと同様に今回も穴を追加することで酸素供給を増やそうと思います。
以前穴を開けたエスビットのチャコールグリルよりも薪グリルは断然穴を開けやすい形状だったのでガンガン穴を開けてみました。
φ4.5mmの穴を手前側に12カ所、奥側に6カ所開けました。
※穴径をφ6mm以上にすると灰が落ちやすくなるらしいので注意が必要です。
火床のロストルをセットするとこんな感じになります。
ローアングルからだとこんな感じ。
うん、悪くないんじゃないかな。
★さらに歯止めとして。
穴を開けてこれで問題無いとは思うのですが、一応ダメ押しでさらに酸素供給量を増やす為にBoundless Voyageの「チタン焼き網」を利用します。

これを火床のロストルっぽい使い方をします。
この焼き網は通常の焼き網とは違い、厚さ2mmの丈夫なチタン製です、きっと焚火の熱で歪んだりする事も無いはず。きっと、多分。

薪が多い時は薪同士を組むことで空気の通り道が出来るので必要無いとは思うのですが、最後の燃え残りなどは薪同士を組むことが出来ないので、その際に使用しようと思います。
★試してみる。
早速試してみる事にしました。
結論から書きますが、
「すっごく燃えやすくなった!」
という結果でした。
"これで少しは燃えやすくなるんじゃないかな~"くらいに考えて穴を開けていたのですが、良い意味で想像を裏切る燃え方になりました。
以前は針葉樹の薪を少し混ぜて火力を増して消えない様にしていたのですが、もう何も考えずに広葉樹をポイポイ入れても全然消える事は無くなりました。
見てください。


穴から空気が供給されてか、開けた穴の表面で2次燃焼っぽい事が起きています。炎も青く、私の開けた小さな穴達が凄く良い仕事をしてくれているが分かりますね。
★最後に。
今回の改造は大成功でした。
この改造を施すと良く燃えすぎて本来の薪グリルよりも火持ちが悪くなりますが、ストレスフリーに焚火が出来る様になって私は満足です。
あと、穴を開けたことにより灰が落ちやすくなりました、同様の改造を行う人は何か下に敷いた方が良いと思います。
自作の焚火用のグランドシート
ユニフレームの薪グリルを利用していて人で、私の様に燃え方に不満を覚える方は是非検討してみてはどうでしょうか。
ただ、穴を開けるのが難しいという人や、将来的に薪グリルに飽きて売る事まで想定して穴を開ける事を躊躇している人は、まずは上記で紹介したチタン網焼きを試してみても良いと思います。
と、いう事です。
それでは皆さん、良い焚火ライフを!ではまた!
薪グリルの収納にはコレが便利

広告