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エスビットについて

   

エスビットについて

はい、今回13回目かなメーカー小話。今回は、


Esbit(エスビット)


についてお話ししていきたいと思います。


エスビットのイメージ

 エスビットといえばポケットストーブですよね。アウトドアをやっている人からすると固形燃料の代名詞になっているのでは無いでしょうか?
エスビットについて

 このポケットストーブは小型の固形燃料バーナーです。火力はそれなりにあり気温による火力の影響も殆どありません。ガスや液体燃料の様に気を使う事も無いのでメンテナンスフリーなバナーとして非常用には持って来いです。ドイツ軍やオーストリア軍、スイス軍、フランス軍でも採用されており、その信頼性が伺えます。私も登山をやっていた頃はエマージェンシーキットの中に入れていました。最後の手段というヤツです。

 あと私は小さく焚火をしたい時などはエスビットのチャコールグリルXSを使用しています。いまだかつて他に使っている人を見た事はありませんが、なかなか手ごろなサイズ感で丁度良くオススメです。焚火台として利用するには多少改造しないとダメかもしれませんがね(→関連:チャコールグリルを焚火台に)
エスビットについて


エスビットの成り立ち

 1936年、ドイツの発明家エーリッヒ・シュンさんにより持ち運びに便利な固形燃料が開発されました。それに合わせ現在のポケットストーブの原型となる金属のスタンドが作られスタートしました。ゴトクを兼ねた燃料スタンドに固形燃料を乗せるだけという手軽さで人気を集めます。コンパクトで携帯性に優れ、シーンを選ばず使用出来る。創業当時から一貫してシンプルなストーブを作り続けているメーカーさんです。

ちなみに有名な話かもしれませんがEsbitとは、

Erich Schumms Brennstoff in Tablettenform

の頭文字を取ったものです。

これは「エーリッヒ・シュンの固形燃料」という意味のドイツ語です。

なんか急に親しみやすくなりませんか?


エスビットの保管

 エスビットの固形燃料タブレットは角砂糖またはブドウ糖の錠剤に似ているので、食品とは別にし、子供の手の届かない場所で保管することが強く勧められます。これを食べると肝臓に負荷が大きいです。またエスビットは吸湿性があり、燃料タブレット自体にも独特の臭いがあるため乾燥した密閉容器で保管する必要があります。多湿の環境では容器にシリカゲルを入れると良いです。なお、湿気を吸った場合は着火性能・燃焼性能が若干低下しますが、それによって火が着かないなどの影響はありません。
エスビットについて



はい、今回は以上で終わりにします。

エスビットのポケットストーブは特別キャンプ専用とは考えず、災害時なども含めた「最後の手段用」に持っておくのもいいと思います。なんといっても他のバーナー類とは違い保管が簡単ですからね。

宜しくお願いします。




実はポケットストーブにもミリタリー、スタンダート、ラージとあるんですよ。買って比べてみてはどうでしょうか
 







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