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レザークラフトでシースを自作する

   

レザークラフトでシースを自作する

~ ベアボーンズのホリホリクラシックのシース自作 ~


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当Blogにアクセス頂きありがとうございます。
Caramel Candy CamperのHagarieです。こんにちは。

先日、ベアボーンズのホリホリクラシックの記事を書いた訳ですが、そこで謳った通りホリホリクラシックにはシース(鞘)がありません。
注意としてシース(鞘)が無い事です。

庭のガーデニングで使用する前提で、あえて携帯出来ない様にする為か、シースがありません。

という訳なんです。

せっかくホリホリクラシックを手に入れたのだからキャンプに持って行きたいものの、持って行く為にはシースが必要なんですよね。

でもシースが無いんですよ。

なら、もう自分で作るしかないですよね?

という事で、今回は表題の通り見様見真似で革でホリホリクラシックのオリジナルシースを自作したので記事にしたいと思います。


★レザークラフトとは?

レザークラフトでシースを自作する
レザークラフトとは、皮革を用いて工芸をする事で、革製品を作ったり、またそれを作る事を楽しんだりする事全般を指します。 皮革工芸、革工芸、革手芸、革細工とも呼ばれています。


★さっそくやってみよう。

 さっそく始めていきますが、私のレザークラフト経験は約15年前くらいに軽くやった事があるだけで、正確と言える知識ではありません。これから書く記事に誤りがあれば、訂正するのでコメント欄で指摘お願いします。



■材料と道具
レザークラフトでシースを自作する
・ロウ引きの牛革(厚さ1.5mm)
・カシメ(複数個)
・カシメ穴を開ける工具
・カシメを止めるハンマー

最低でも上記の材料と工具が多分必要です。
私はそれに加え綺麗に仕上げたかったので下記も使用しました。

・トコノール(仕上剤)
・コバ磨き


カシメとはリベットの様な物です。糸を使って縫製で革同士を留めてもいいのですが、今回はシースという事でホリホリを仕舞う際に留めている糸を切る恐れがある為、カシメで留める事としました。
トコノール(仕上剤)は革の裏側(毛羽だった面、床面)を綺麗にしたり、裁断面(コバ)を綺麗に仕上げるワックス的なやつです。
コバ磨きとは裁断面(コバ)を擦って綺麗にする木の棒です。




   






■型紙を作る

直接革にホリホリを当てて線を書いても良いのかもしれませんが、レザークラフトに慣れていない私は一旦、紙にホリホリの形状を写して型紙を作りました。カシメを打つ事も考えて全体的に約1.5cm程大きめに線を引きました。
レザークラフトでシースを自作する
左右対称になる様に、半分に折って対称になる様に形を整えました。
レザークラフトでシースを自作する



■型紙を使い革に線を引く

型紙を革の裏面(床面)に載せて線を引きます。私は革用の線書きを持っていないので普通のボールペンで線を引きましたが問題無く線が書けました。
レザークラフトでシースを自作する
外側から1cmくらいの所に線を引いているのは、後でこの線に合わせてカシメ用の穴を開ける為です、今回私は何となく目測でカシメ用の目安線を引きましたが、きっちりやるなら計りながら線を引くべきですね。



■ハサミで革を切る

革用のハサミなんて持っていないので、ただの文房具のハサミで切りましたが問題無く綺麗に切れました。
レザークラフトでシースを自作する
レザークラフトでシースを自作する



■同じものをもう一個作る

もう一つ同じ様に革を切り出します。
レザークラフトでシースを自作する



■革の裏面を仕上げる

裏面は毛羽立ちが凄いのでトコノール(仕上剤)を塗って仕上げておきます。
レザークラフトでシースを自作する
※実は私はこの工程でトコノール(仕上剤)を塗り忘れて後で四苦八苦しました。当たり前ですが、仕上げ材を塗る場合、組み上げる前の段階で絶対に塗っておきましょう、私の様に後で四苦八苦します。

(→外部リンク:Amazon"トコノール")



■カシメ穴を開ける

カシメを通す穴を開けます。

まず片方の革に穴を開けます。私は前述した目安線に合わせて適当な間隔で開けて穴を開けていきましたが、失敗したくなければ穴を開ける場所をしっかり計って決めるべきですね。

終わったら、もう片方の革を裏側から当てて、開けた穴から裏側の革へマーキング、穴位置を決めます。
レザークラフトでシースを自作する
そのマーキングを頼りにもう一方の革にも穴を開けます。

(→外部リンク:Amazon"穴開けポンチ")



■カシメを留める

先ほど開けた穴にカシメを通して留めていきます。
レザークラフトでシースを自作する
私は口元の2列だけを少し大きめのカシメに変えました。経験上シースはいつもここからボロボロになっていくので。



■表面の仕上げ

カシメを全て留めればとりあえずほぼ完成です。
レザークラフトでシースを自作する
今回はロウ引きした革を使ったので、表面をウェスで擦ってロウを溶かし表面の仕上げとしました。



■刻印

折角なので"Caramel Candy Camper"と刻印しました。
レザークラフトでシースを自作する
しかしCandyの"C"が逆になってしまった!

...仕方ないのでBlogタイトルの表示を変えることにしました。

これで失敗は無かった事になりました、セーフですね。



■コバの仕上げ

裁断面(コバ)に裏面仕上げの際に使ったトコノールを塗って、少し放置、半乾きになったところをコバ磨きで仕上げました。
レザークラフトでシースを自作する
見た目が綺麗になっただけでなく、ここから劣化していくのを防げます。

(→外部リンク:Amazon"コバ磨き")

★完成

これで完成しました。
レザークラフトでシースを自作する
裏面はこんな感じ↓
レザークラフトでシースを自作する
レザークラフトでシースを自作する
悪くはないんじゃないですかね?

実用性に関しても、これでホリホリを持ち運ぶ際に周囲を傷つける事無く、安全に運ぶ事が出来る様になりました。

しかし、そもそもベアボーンズのホリホリクラシックはキャンプでの実用性が殆ど無いので、シースを自作してまでキャンプ場へ運ぶ意味があるのかと色々と思う所はありますが、とりあえずこれでシースは完成しました。
レザークラフトでシースを自作する
まぁ、実際、今回はシースを作る名目でレザークラフトの勉強をする事が目的でした。

これで今度から何かカバーやシース等が欲しくなったら、自分で作る事が出来る様になりました!これは大きい事です、今回は本当に良い練習になったと思います。
レザークラフトでシースを自作する
と、いう事です

皆さんもレザークラフトに挑戦してみてはいかがでしょうか?
意外と面白いですし、きっと何かの役に立ちますよ。

それでは皆さん、良いアウトドアライフを!ではまた次回更新で!


合わせて↓この記事もどうですか?
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