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ムーンライトテントについて

   

ムーンライトテントについて


※このページは2018/03/09に、文章を一部改定を行なっています。

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「このテントはどうですか?」> 私


店員 <「オススメですよ、月明かりの元でも設営が出来るほど簡単に立てられますよ」


店員 <「それに軽いんですよ、ほら(私に手渡す)。」


「では、このテント下さい」> 私


店員 <「畏まりました(ニコニコ)」


「(ニコニコ)」> 私




・・・数年後・・・




「このテントはどうですか?」> 知人


店員 <「絶対にオススメ出来ません」


「どうしてですか?結構人気と聞きますが」> 知人


店員 <「今時Aフレームなんて設計も古く、重く、そして大して安く無いです」


店員 <「今さらこのテントを買うメリットはありません」


「でも月明かりの中でも立てられるほど展開が楽だって・・・」> 私


店員 <「今どき、このサイズのテントは殆どが組み立て楽ですよ」


店員 <「それを買うのでしたら断然クロノスドーム買った方が満足出来ますよ」


「ではクロノス一つ下さい」知人


店員 <「畏まりました(ニコニコ)」


「(ニコニコ)」> 知人


「天上天下唯我独尊」> 私






まさかの実話である。


 2012年の7月、当時の私は登山を趣味としており、「テン泊登山」と呼ばれる、登山の途中、テントで夜を明かすスタイルの登山をやろうかと考えていた。

それ以前にも、高校時代の後輩達と1、2年に一度ほどキャンプをしており、テントは持っていたのだが、当時は今ほどソロテントというスタイルは主流では無く、私が持っていたテントも3人用の重いものだった。

そこでソロテントを買う為、私は東京の神田に向かった。

神田の神保町は、アウトドア用品店が犇めくアウトドア銀座。

神保町まで脚を伸ばしてみたものの、私はどこに入れば良いのか分からず、結局地元にもあるアウトドアショップの本店に入り、「テン泊登山がしたい」と言う事を伝え、勧められたのが、このモンベルのムーンライト1型だった。もちろん当時でもクロノスドームステラリッジは存在したし、今考えると、なぜムーンライト1型を勧めた?との思いがある。当時は有名店の本店の店員という事で、完全に信用しきっていた。

これが私とムーンライトのファーストコンタクトであり、ワーストコンタクトである。

ムーンライトテントについて

 その後、テントを入れたザックの重さに絶望し、テン泊登山はする事は無かったが、年に何回かあるキャンプでは使用していた。当時よく遊んでいた高校時代の後輩達は、何故かソロテントを持っていたのでなんて事は無かったが、別の人達とキャンプをすると必ず笑われていた。当時、キャンプ場にミニマムなテントは殆ど居ない時代だったからだ。

*****

 それから数年後、私の周りでキャンプブームが起こった。それまで大きなテントでみんなで寝て私のテントを見て笑っていた人々が、私のソロテントに良さに気が付いて、ソロテントを買い始めたのである。みんな私に憧れちゃったんだね。

そして、彼らを神保町に連れて行き、何とか無く、自分のテントの素晴らしさを知人達に自慢したくて、何も知らない振りして店員に聞いた答えが冒頭のやり取りである。

しかし、それでも私は負けなかった。負けることが出来なかった。でも負けた方がみんな幸せだったに違いない。あの店員だけは幸せにならなくて良い。


そんな思い出の詰まったムーンライトテント。

私は夏は1型、他のシーズンでは2型を使用する様にしています。

今回は先日行った東古屋キャンプ場の時に撮った写真を踏まえ、
ムーンライトテントについて説明していきたいと思います。



ムーンライトテントとは


ムーンライトテントについて



 mont-bellのAフレーム型のツーリングテント。現代では登山向けとは言えない。名前の通り月夜の明かりでも設営ができるというコンセプトのもと、作られており1型、2型の設営速度は特筆すべきところである。そして設営のみならず撤収も素早く行なえるという最高のテント。

設計は1970年代後半。発売は1979年。
モンベルの最初のテントです。

テント形状を、予めフレームとして持ち、そのフレームとテントの生地そのものの張力で強度を保つという、当時としては革新的な設計です。これのお陰で設営が非常に簡単で、当時のテント水準からは頭2個分くらい突出しており、テント業界に新しい風を吹かせ、当時、無名だったモンベルを一大アウトドアメーカーにしたと言われるテントです。
(※大げさに言っています。モンベルが成長したのはテントだけでなくポリシュラフやクロージングとかの功績が大きいです)



ムーンライトテントの設営方法


本題です。ムーンライトの設営方法について説明します。



まずグランドシートを敷きます。

ムーンライトテントについて
 まず、平らで水捌けが良く、且つ危険な場所(朽木の下とか)や、面倒な場所(アリの巣の上とか)を避け、設営場所を決めてください。次にその場所から小枝や小石を取り除いてください。取り除いたらグランドシートを敷き、一回上で寝っ転がったりして、「平ら」か、「地面に異物(小枝や小石等)が無いか」を確認してください。それらがあると睡眠の妨げのみならず場合によってはグランドシート、及びテントの破損に繋がります。

 平らな地面が見つからない場合は、傾斜地に設営するしかありませんが、睡眠中に頭に血が上らないように頭が上になるように設営してください。身体は頭が下になる様には出来ていません。また、傾斜に対して平行(右半身が下側、左半身が上側の様な)に設営すると寝てるとき転がってしまい眠れなくなります。

 四隅のピンは地面に突き刺すか、その場に放置してください(その際はペグダウン推奨)、グランドシートのピンをフレームに通す人も居ますが、私はテント側のピンをフレームに挿す事を推奨します。理由は後述します。




フレームを組み立てます。

ムーンライトテントについて
 袋から荷物を出し、グランドシートの上に出してください。フレームは組み立て設置してください。この時、フレームの天井側の両端だけはまだ折ったままにしてください。ここを目に刺して怪我をした話しをよく聞きますので。



インナーを仮吊り下げします。

ムーンライトテントについて
 次の工程を進めるにあたりで吊り下げるだけですので、引っ掛けるゴムも下写真の様に適当に通すだけにしてください。後の工程でこのゴムはテンションを掛け直します。
ムーンライトテントについて
ここでゴムを本締めすると次の工程でフレームにピンを差し込めなくなります。



インナーのピンをフレームに挿し込みます。

ムーンライトテントについて
 インナーの四隅のピンを上の写真の通りフレームの脚に挿し込みます。
ついでにこの時、天井の吊り下げフックをかけてください。
ムーンライトテントについて




インナーの吊り下げゴムを本締めします。

ムーンライトテントについて
 ゴムを限界まで引っ張ってください。その為に、ゴムに布の持ち手が付いている訳ですから、モンベルさんも全力で引っ張れと言っているんです。ここを手を抜くと下の写真の赤く色を付けた部分、ここの布がピンッと張らずフニャフニャに弛んでしまいます。
ムーンライトテントについて

 2型ではそれほどではありませんが、1型だと地面に付くほどに弛んで垂れ下がります。そうなってしまうとテントを出入りする際等に、砂や土も入り易くなり、居住性がかなり落ちますので注意してさい。またフレームに通すピンも、今回の様にインナーでは無く、グランドシート側を使うと、テンションを掛けづらく弛む原因になります。

2018年3月14日追記
上記を守っても出入り口が弛む場合があったので記事にしました。下記アドレス参照。

「ムーンライトテントについて(やっと気付いた)」



(※2型のみ)4箇所の固定フックを掛けます。

ムーンライトテントについて
ムーンライトテントについて

 1型にはありませんが、2型にはインナーをフレームに固定するフックが、入り口の両サイドと反対側の両サイド、計4箇所ありますので、フックをかけてください。この機構、唯でさえ狭い1型にこそ付けるべきですよね



フライシートを掛けます。

ムーンライトテントについて
フライシートを掛けてください。掛けたらフレームを組み立てた時に折ったままにしておいた、天井側のフレーム両端を組み立ててください。



フレームにフライシートを固定します。

ムーンライトテントについて
ムーンライトテントについて
 フライシートの中に固定用のフックがあるので、フレームの両端に引っ掛けます。
引っ掛けないとテントを張ったときにフライがズレたり、皺になったりします。



インナーとフライを繋ぎます。

ムーンライトテントについて
ここを繋げる事によって設営後、内部を広げる役目があります。忘れずに繋げましょう。




ペグダウンします。

ムーンライトテントについて
 まずは、先ほどインナーとフライシートを繋げた部位からペグダウンさせていきます。
真ん中からからペグダウンしていくとフライシートをピンッと綺麗に張れます。
フライを綺麗に張れると見掛けだけでは無く、汚れが付き難くなりメリットも多いです。



完成です。

ムーンライトテントについて
通気を良くして、寝るまでの時間、内部を乾燥させておきましょう。


最後にひとこと


さて、いかがでしたでしょうか。


ムーンライトテントを少しは好きになったでしょうか?


確かに設計は古く、今となっては目新しい機能性も無く、


重くコンパクトにもならないテントかもしれません。


しかし、mont-bellの発展に貢献した歴史あるテントです。



クロノスやステラにも負けないロマンがあります。



キャンプにはロマンが必要です。

皆さん、ムーンライトテントを宜しくお願いいたします。






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ムーンライトテントについて(やっと気付いた)








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