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初心者の為の撤収のコツ

   

初心者の為の撤収のコツ



 今回はキャンプの撤収の話しをします。

 行きはヨイヨイ帰りは辛い、キャンプの撤収作業は辛いもの。テント、タープの解体、焚火の後始末、食器の片付けやる事がいっぱいでウンザリしちゃいますよね。帰りたくなくなっちゃう。しかし、セオリーに沿って片付けをしていけば苦労は最小限になるはずです。


撤収のセオリーは小さいものから

 キャンプに来て展開する時は大物のテントやタープから設営していきますよね。撤収作業では逆に小さいものから片付けていくのがセオリーです。ただし車やバイクに積んでいくのは大きいモノからがセオリーです。少しややっこしいですがコレさえ守れば楽勝ですのでセオリー通りに進めるをオススメします。
初心者の為の撤収のコツ
そうそれが冬キャンだとしても



ゴミの話し

 ゴミをまとめるときはそれ以降ゴミが出ない状態になってからまとめてください。ゴミは最後でも良いと思います。キャンプ場によりますがゴミを出せるキャンプ場では分別はしっかりやりましょう、よく分別せずにひとまとめにして捨ててあるのを見ます。分別されていないゴミはキャンプ場の管理人さんがゴミだらけになりながら再選別しています。結構な苦労な様でお客さんが分別をしっかりやらないと最終的にはゴミ持ち帰りになってしまいます。今まで多くのキャンプ場がそうなってきました。

また、ガス缶に穴を開けるのは家に帰ってからの方がいいです。いくら密閉してもガス臭さは洩れてきて車内に充満してしまいます。そんな話しをよく聞きます。


勝負は撤収の前日から始まっている

 撤収前日、予め仮撤収準備をスタートしましゅう。ランタン等の次の日の朝には使わないものはどんどん片付けましょう。火消し壷があれば焚火も片付けてしまって良いでしょう。焼き網等も洗ってしまってはどうでしょうか。撤収前夜に頑張れば頑張るほど次の日楽が出来ます。しかし、私の経験談になりますが片づけを徹底的にやってしまうとその段階で"既にキャンプは終わった感"が強くなり、最終日の夜、キャンプを楽しめなくなってしまいます。


初心者の為の撤収のコツ
 さぁ、想像してください。今日はキャンプの最終日です。そして、お昼までには撤収です。さぁ、どう動くか?まず撤収の準備をするにも朝食から。腹が減っては何とかです。ご飯を作って食べてください。後の撤収作業を考えると少し憂鬱になりますが、ご飯は楽しんでくださいね。

■朝食を食べ終わって一呼吸おいたら、さぁ、撤収作戦開始です。


■まずは朝食で使ったクッカー等を洗ってください。
 水が使えるサイトでは問題ありませんが、水道の無いサイトではアルコールや重曹等を使ったアルカリ水溶液で油を落としながら汚れを落としていくしかありません。ちなみに私はドーバー酒造という酒造屋さんが作っている「パストリーゼ77」を使っています。アルコールなので食器に付いた油汚れを取るだけでなく消毒とかにも使えて便利です。これを小さなスプレー容器に入れ使っています。



   




洗って拭いて乾かしてる間に次に移ってください。


■クッカーを洗い終えたら乾かしている間にテント内の片付けです。
 シュラフは化繊なら綺麗に畳みましょう。羽毛なら畳まないで寝袋の足元側からグイグイとスタックサックへ押し込んでいきましょう。この時、多少シュラフが結露等で濡れていても収納してください。シュラフを乾かすのは非常に時間が掛かるのと、シュラフを片付けないとテントの片付けが停滞し、サイトの片付け全体も停滞していきます。バタフライ効果ってやつですね?ここは割り切りシュラフは家で干しましょう。シュラフ程度なら比較的容易に干せるかと思います。今はテント内を空っぽにするのが最優先です。

 シュラフカバーやスリーピングマットも畳んで収納しましょう、もしもコットを使っている場合、コットは荷物置きとしても優秀な為、テントから外に出して荷物置きとして活用しても良いでしょう。

あと、よくテントのポケット内に車のキーを忘れたという話しを聞きます。キャンプ道具の中に車の鍵が紛れてしまっては一大事。あとで荷物をまたひっくり返したくなければ車の鍵は早々に身に付けておきましょう。

■テント内を片付けたら食器も含め、タープ下を片付けます。
 テーブルやチェアの足に泥が付いている場合があります、泥にはダニなどの害虫の卵が付いている事あります。綺麗に落としておきましょう。この泥を落とす為に使い捨て前提の雑巾を用意しておくと良いですね。私は厚手のペーパーウェスを利用しています。オススメですよ。



  




■テントを片付けます
 フライシートが露等で濡れているなら事前に拭いておきましょう、濡れたままの撤収はカビや雑菌の繁殖、テント生地の加水分解に繋がる可能性もありますので出来るだけ避けてください(※帰宅後乾燥させるなら適当で構いません)まずはペグを抜いてください、抜いたらさっと拭いて綺麗にしましょう。特に鉄製のペグはあっと言う間に錆が進行していくので乾燥させる意味で綺麗に拭いてください。

 ペグとフライシートを外したらインナーテントとフレームが残っていると思います、可能であればインナーテントをひっくり返して中の埃を外に出しましょう。意外と寝袋や貴方自身から埃や髪の毛等が出ていると思います、畳む前に綺麗にしておきましょう。

 よく自立型テントを反対向きにして"甲羅干し"しているのを見ますが、あれは風に煽られて地面とインナーテントが擦れ、穴が開いたり、ポールの破損に繋がる恐れもあります。テントの所有者が席を外してる間に仮止めしているペグが抜けて転がっていってしまい、近くのサイトに迷惑を掛けているのを見たこともありますし、あれはあんまり推奨出来ません。グランドシートやフットプリントを使っていればテントの底が濡れる事は無いと思うのですが、どうしても乾かしたいならテントの中を片付けたら直ぐにテントと地面の間にチェアやテーブル等を差し込み、テント底に風を通してみてください。
初心者の為の撤収のコツ
こんな絵で伝わるかな?


■タープを片付けます
 一般的なヘキサタープの撤収方法を説明します。下の図を見てください。
初心者の為の撤収のコツ

 ポールの固定に使っている「A」「B」「C」「D」の張り綱のテンションがなくなるとタープは崩壊しますので、これら4本の張り綱は最後。まずは「E」「F」「G」「H」のペグを外し、張り綱を外すか、もしくは次回設営時また張り綱を付けるのが面倒臭いなら絡まなくなる程度にまとめるだけで良いと思います。次に片方ずつポールを倒していき都度張り綱の処理をし、最後は綺麗に畳んで終了です。


■車に積むときは重いものから
 車に積む時は片づけした順番とは逆に大きく固い重い物からです。
初心者の為の撤収のコツ


サイトを出る前に

 サイトに忘れ物はありませんか?ペグの抜き忘れは?ゴミ落ちてません?
みんなが気持ちよくキャンプをする為にしっかり確認しましょう、特にペグの忘れ物は非常に多く10%くらいの人がやっている気がします。以前ペグを忘れたソロキャンプの時に、人の居ないサイトをウロウロしてたら10本くらい集まったことがあります。そんな困った私を助けてる半面、知らないところで子供が転んで怪我をさせたり後味が悪いことに繋がりますから、しっかり回収しましょう。


家に帰ったら

 キャンプ場ではやりきれない事がたくさんあります。家に帰ってきてからもしっかり道具の面倒を見ることで道具が長持ちし、愛着だって沸いてくるでしょう。メンテナンスは忘れずに行ないましょう。

■シュラフを乾かす
 シュラフは化繊も羽毛も濡れたまま乾燥させないとカビのリスクがあります。そしてフカフカを維持する為にも帰宅したらハンガーに掛けて陰干し、寝袋用のコットンストレージバッグに入れ保管するようにしましょう。



 




■食器類を洗いなおす
 キャンプ場でしっかり洗ったつもりが意外と洗い残しなんかがあったり不衛生になりがち、帰宅後綺麗に洗い直すようにしましょう。


■スキレットやダッチオーブンはシーズニングし直す
 私はスキレットやダッチオーブンを持っていないので何とも言えませんが、シーズニングにより表面が四酸化三鉄に変化していれば、四酸化三鉄は強固なので洗剤程度で油分が落ちて錆びるなんて事は無いと思うのですが、みんな実際錆びると言うのだから錆びるのだろう。何とも厄介。熱湯を注ぎ沸騰させ木ベラや洗剤をつけていない布なんかで汚れを落として、お湯を捨て、火に掛け空焼きし油を塗りシーズニングしなおしてください。


■テントやタープは家で干すには限界がある
 キャンプ場でしっかり干せた自信があればそのままでも問題無いでしょう、私も良くやります。しかし、撤収時に雨が降っていたり、絶対に乾いていない場合は家で干さなければなりません。干している最中何度か姿勢を変えてあげましょう。家が無理なら近所の公園とかで干しましょう。私もたまにやりますし、なんならそのままデイキャンプにでも出発すればいいじゃないですか。




はい、今回はこれで終わり。

如何だったでしょうか、キャンプでの撤収方法。

キャンプの設営が早いのは慣れれば直ぐに誰でも出来ますが、キャンプの撤収からメンテナンスまで手際良く出来る人は少ないです。

また、最近ゴミを持ち帰らず放置して帰ってしまったり、帰り道のコンビニのゴミ箱にキャンプのゴミを捨てるキャンパーさんが問題になってきています。アウトドアでは「残して良いのは思い出だけ」という言葉があります。皆さんもキャンプ場に綺麗に片付け撤収しましょう。

それではよいキャンパーズライフを。








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