キャンプ場が休みだしテーブルを自作する
~ 無いなら作れば良い、それがDIY ~
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Caramel Candy CamperのHagarieです。こんにちは。
新型コロナウィルス流行っていますね。
皆さんご存じの通り、新型コロナウィルスによる緊急事態宣言出されました。
そして多くのキャンプ場はこれにより臨時休業しました。
キャンプに行くことが出来ません。
アトラス彗星も核が分裂しました。
という事で、想像もしていなかったヒキコモリ推奨の時代に突入したみたいなので、私も家でキャンプ道具のDIYをしました。今回はそれを記事にしたいと思います。
今回の記事の他にも今年に入ってからDIYを2回記事にしました。
(→関連記事:ベアボーンズのペンダントLEDを使いやすくした)
(→関連記事:レザークラフトでシースを自作する)
宜しければ一緒に読んでくれれば嬉しいです(宣伝)
★今回はテーブルをDo It Yourself
※下の写真は緊急事態宣言前に行ったキャンプの写真です。
私はキャンプの際、居住スペースにスノーピークのシェルフコンテナ25とテーブルを置いているのですが、収納とテーブル、これらを一緒にしたいという考えから今回はコンテナテーブルを作る事にしました。
過去にもテーブルとコンテナを一緒にしようと考えた事は何度もあり、シェルフコンテナに天板を付けたりしたこともありました(→関連記事:シェルフコンテナ25には天板を!)
しかしコンテナの天板を載せてしまうと荷物を出し入れする度、テーブルを一旦片付けて退かすという動作が必要になってしまいテーブルとしてもコンテナとしても使い勝手が悪くなってしまいます。
だからと言ってコンテナに収まるミニテーブルだけでは手狭になってしまう事も多いです。
そして今回の直接の切っ掛けは緊急事態宣言前に行ったキャンプで木箱を利用した事です。
この木箱、Amazonで安かったので買ったのですが(→外部リンク:Amazon"不二貿易 木製ボックス")値段が安かった分、思いのほか作りが貧相で「コレ?私の方が上手く作れるんじゃない?」と錯覚してしまい、どうやって木箱って作られているのかと観察し「もしも自分で作るならこうする」とか考えているうちに今回のDIYに至った訳です。
★とりあえず構想する
テーブルとコンテナを一緒にするとして、具体的にはどういったものにするか
何が必要か、どういうのが欲しいのか。
↓
コンテナとしても機能するテーブルが欲しい。
↓
コンテナとテーブルが同時に無理なく使用出来る様にしたい。
↓
天板はテーブル、コンテナ部分は引き出しにしよう。
↓
引き出し部分は正面だと邪魔そうだからサイドに付けよう。
と具体的な考えが徐々に出てきたので簡単に紙に描き出してみました。
このスケッチを元に必要なパーツ、寸法を計算してみました。
...ただ、この段階ではまだ机上の話、材料を見にホームセンターまで行っていないし、板の厚みにどんな規格があるか分かりません。材料の板の厚みが分からないと寸法計算出来ない事に気が付きました。
そこでExcelで板の厚みや幅を入力すると寸法計算されるシートを作りました。
これをクラウドに保存してホームセンターで実際の材料の厚さを見て、値を入力すると自動で寸法が補正される仕組みです。21世紀。ラララ星の彼方。
★材料をホームセンターで購入
まずはホームセンターで厚さ15mmのパイン集成材を買ってきました。
カット加工もホームセンターでやってもらえました。
カットという一番面倒な作業をホームセンターで処理してもらえたので後は組み立てるだけ、今回はイージーモードですよ。
★まずはボンドで組み立て
まずは木工用ボンドで簡単に組み立てます。
どうでもいいけどコニシのボンドは白色が速乾だけど、セメダインのは黄色が速乾。紛らわしい。
そして組んで分かりましたがホームセンターでカットしてもらった材料、加工精度が低く、指定した寸法と1mm程度の差異があり段差になってしまいました。
そして材料も安いものを選んだからか僅かですが反ったりしていたり、思いのほか色々なところがガタガタになってしまいました。
こういうガタガタになった所、カンナで仕上げて綺麗にしたいです。
しかし、いくつか問題があって、
私はカンナを持っていない事に気が付きました。
そもそもカンナを扱えない事にも気が付きました。
いや、それ以前にカンナでコレ、綺麗になるのでしょうか?
さらによく考えたらカンナ以前に私自身、木工初めてでした。
完成するのかコレ...。
★角を丸める
何か別の記事でも書いたと思うのですが、キャンプ道具って角が直角のものが多いですよね。でも尖った角って収納時や車載時に周りの物を傷つけたりする恐れがあって嫌いなんですよ。
だから今回作るコンテナテーブルも角を丸めおきます。
最初ヤスリで擦って丸くしていましたが、削った粉がウンザリするくらい出たので、他の角は最終的にハンマーで叩いて丸くしました。
★塗装する
今回塗装に使用したのはブライワックスのウォルナット(→外部リンク:Amazon"BRIWAX")
ウェスにワックスを付けて擦っていきます。このブライワックスは有名な木工ワックスなの詳しい塗り方については検索すれば多分たくさん出てくるのでそれらを参照してください。
私はボンドの接着力を高める為に組み立て後に塗る事にしましたが、もしかしたら組み立てる前の材料段階で塗った方が良いかもしれません。
このブライワックスは私の様な木工初心者が見様見真似で適当に塗っても、それなりに見えるのでオススメです。
ただし注意としてワックスを塗るのに使ったウエスをそのまま放置しておくと自然発火する恐れがあるらしいので使い終わったウェスは十分に濡らしてから捨てましょう。
★金属部品を付ける
仮止めのつもりの木工用ボンドが思いのほか結構ガッチリ付いたので必要無いかもしれませんが、見た目の為にも釘を打ちます。
しかし釘は買ったけど、よく考えたらトンカチなんて持っていないのでペグハンマーで打ちました(釘を打つには重くて打ちづらいのでオススメ出来ない)
釘を打つと結構な音が出るので家でやるのには少し無理があります。大きな音が出せない人は見た目は悪くなりますが木ネジを使いましょう。
それと蓋に蝶番を付け開閉出来る様にして、
そして勝手に蓋が開かないようにパッチン錠を付けました。
"パッチン錠"とかふざけた名前だと思ったら一般名称みたいでびっくりしました。
(→外部リンク:Amazon"パッチン錠")
あと引き出しの取っ手。
ホームセンターで真鍮製の取っ手を買ったのですが真っ黒にエイジング加工されていました。
さすがに黒過ぎなので不織布ヤスリとブルーマジックで磨いてある程度綺麗にしました。
これで大丈夫。
★完成!
と、いう事で完成しました。
板材の反りによって正面に段差が出来てしまいましたがパッチン錠も機能しているので問題無いものとします。
上述していたガタツキや段差もカンナではありませんがナイフで削って分かりづらくしました。
本来の取り付け方とは少し違いますがビラカンを正面に付けました
これで色々付けられます。
右側面は30mmのスリットがあり、持ち上げたりするのに使ったり色々な事に利用出来る様にしました。
左側面は引き出し。
上述した取っ手も綺麗に仕上がりました。
裏面は32mmの蝶番が2カ所。
底面には脚を2カ所取り付けました。
蓋を開くとコンテナ・引き出しに直接出し入れ出来ます。
ここは蝶番だけでなく紐とか付けて開く角度を制限した方が、蝶番への負担も、使い勝手も良くなるかも知れませんね。
コンテナ部分の容量は今まで使っていたシェルフコンテナ25より約10リットル程小さいです。
容量が減るので道具を少し整理しないと。
天板サイズは単純計算でフィールドホッパーの2.3倍のサイズ。
不便しないサイズです。
このテーブルの最大の特徴、テーブルを使用しながら引き出しを開けコンテナとして利用出来ます。
引き出しの写真でチョロチョロ写っていましたが、作る時に余った材料を引き出しに入れています。
これを使えば引き出しを引き出した際に支えに出来るので、引き出しを引き出しっぱなしで使用出来ます。
それにしても、引き出し(名詞)を引き出す(動詞)という表現は読みづらいですね。
また、引き出しを少し出せばシエラカップを引っ掛けられます。
■重すぎる問題
重量は約6.8kg...重すぎます...。
さらに実際のキャンプではコンテナとしても利用するので荷物が入ります。
コンテナテーブルをこのサイズに設計したのは最近使っているモンベルのキャンピングトートバッグ Lに入る様にした為でした。
しかしこのバッグにはこのコンテナテーブルの他に、炎幕DXとペグ一式、寝袋やマット、着替え等も一緒にバッグに入れるので最終的に35kgくらいの重さになりそうです...。
■設計ミス
寸法計算を間違えてCB缶を立てて入れると蓋が閉まらなくなってしまいました。
内部の高さは195mm、キャップを付けたCB缶の高さは198mm。たった3mmですが足りずに蓋が綺麗に閉まりません。
CB缶のキャップを外せば綺麗に収まるのですが...。
さすがに安全性に不安が出てきますよね。
う~ん、しくじりました...。
★スペック
詳しいスペックを一応載せておきます。
最終的なスペック
材質:パイン集成材(厚さ15mm)
天板サイズ:500×290mm
天板高さ:255mm
重量:約6.8kg
耐荷重:約80kg
コンテナ容量:約13.4リットル
材料の詳細:とりあえず下の表の材料を用意すれば作れます。
製作費用:11,524円...意外と費用掛かりますね、DIYって。
天板サイズ:500×290mm
天板高さ:255mm
重量:約6.8kg
耐荷重:約80kg
コンテナ容量:約13.4リットル
材料の詳細:とりあえず下の表の材料を用意すれば作れます。
製作費用:11,524円...意外と費用掛かりますね、DIYって。
初めての木工DIYだったのですが、なかなか上手く出来たというのが感想です、ただやはりCB缶が縦に入らないという設計ミスと重量に関しては失敗したなと感じます。
次同じように作る機会があればもっと上手く作れる気がします、これが経験っていうものなんでしょうね。
★最後に
やっぱりDIYって楽しいですね。
しかし道具は作って終わりではありません。
早く新型コロナウィルスが収まってキャンプで試してみたいです。
と、いう事です。
"Do It Yourself"直訳すると「自分でやる」です。
なんか少しキャンプに通じるところもあると思いませんか?
皆さんもキャンプに行けず家でムラムラしていたらDIYしてみたらどうしょうか。
それでは皆さん、良いヒキコモリライフを!ではまた!
キャプテンスタッグの木製コンパクトロールテーブル
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