偽物臭がするけど使い易いMilicampのメスティン

「Caramel Candy Camper」のHagarie

2020年01月24日 09:00


~ トランギアのメスティンの類似品の出来が割と良い ~


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Caramel Candy CamperのHagarieです。こんにちは。

寒い季節はキャンプで鍋やスープが美味しくなりますよね☆

私はスノーピークのアルミパーソナルクッカーを使っています。形状的に使い易いクッカーなのですが、容量が1リットルしかなく、鍋をすると食材が余り易く、調理中でも吹き零れ易く、寒い季節のキャンプには不向きと感じています。

(→関連記事:初心者と日光湯元でソログルキャンプ)


そこで同スノーピークのトレック1400なんです、こちらは1.4リットルと十分な容量なのですが、縦長の形状で、調理がやり難いというデメリットがありました。

(→関連記事:日光中禅寺湖の菖蒲ヶ浜キャンプ場に行ってきた)


モンベルのアルパインクッカー16も試しました。これは容量は1.5Lと十分で、形状的にも口が広く、鍋の調理がし易いクッカーでした。しかし表面加工(ハードアノダイズド処理)がなされており、焚火調理に不向きと感じました、私は煤けていくアルミクッカーが好きなんです。
(→関連記事:年明けは道志の森)


容量も多く、口の広い形状で、表面処理がされていないアルミクッカーと言えばトランギアのラージメスティン(1.35L)。しかし気が付けばスパイスボックスとして利用していて、メインのクッカーとしては使えない状態でした。


という事で同じトランギアのラージメスティンをもう一つ買おうと思いAmazonを見ていたら、Milicamp(ミリキャンプ)のラージメスティン(1.58L)を偶然見つけて、使ってみたら結構良かったので今回記事にしたいと思います。



★Milicampのラージメスティン

(※上記の画像をクリックするとAmazonが開かれます)


Milicampのラージメスティンのスペック

・サイズ:19x13x7cm
・重量:280g
・容量:1580ml
・厚さ:1mm
・素材:無垢アルミニウム


注意

まず、この製品はトランギアのメスティンの模倣品(中国製)です。

商品説明やレビュー、Youtubeなんかで、このミリキャンプのラージメスティンを調べてみると"ドイツ版メスティン"みたいな記事を見かけますが騙されないでください。

そもそも本物のドイツ軍のメスティンはこんな形ではなく、日本の兵式飯盒に近い形状です(→外部リンク:Amazon"ドイツ軍飯盒")

ただドイツLFGB食品安全テストを検定済みなだけです。
そもそも単純形状のアルミ容器が食品衛生の検定をクリア出来ない国なんてあるのだろうか。


そして販売元のミリキャンプの公式webサイト(→外部リンク:公式webサイト http://www.milicamp.com/)は英語が使われていますが、言語選択にはドイツ語は無く、英語の他は、中国語か香港語、台湾語、マカオ語、シンガポール語、韓国語です。

クッカーに"Milicamp"と刻印されているので、この会社が作っているはずなんですが、一体どこの国の会社なんでしょうね。少なくてもドイツでは無さそうですよね。

因みに"メスティン(Mestin)"という言葉自体は"飯盒"の英語の直訳なので、名称的には問題ありません。



■トランギアとの違い

このミリキャンプと、本家トランギアのラージメスティンの違いに説明します。


・サイズ感 

左がトランギアのメスティン、右がミリキャンプのメスティン。
底面の広さで言えばトランギアのラージメスティンの方が広いです。
トランギア:20.7cm×13.5cmミリキャンプ19cmx13cm

蓋を閉めた状態の高さは、トランギアもミリキャンプもスペック上は一緒の7cmのはずですが、私の持っているものだと、何故かミリキャンプの方が極僅かに高いです。

しかし、トランギアのメスティンは本体側に凸凹を付けた絞り加工がなされており、蓋の面が本体に接触しない様に、少し浮いた状態で固定されます。

対してミリキャンプのメスティンにはその加工がありません。
その為、蓋を取ると本体の高さは差は大きいです。

これが収納サイズはほぼ一緒なのに、容量に差があるポイントだと思います。
具体的な容量では約230mlの差があり、ミリキャンプの方が、シエラカップ約1杯分程多く入ります、これは鍋やスープを作る上で大きなメリットとなります。



・絞り加工の有無 

上の項目でも少し述べましたが、トランギアのメスティンには、強度向上の為か、蓋と本体が過度に接触しない様にする為か、はたまた両方の目的の為か、本体側に絞り加工がなされています。対するミリキャンプには絞り加工がありません

見た目や強度だけでなく、実際に使ってみると、ミリキャンプのメスティンの方が絞り加工がなされていない分、使い終わった後に洗い易いというメリットがあります。

因みにミリキャンプのメスティンには絞り加工が無い代わりに、板厚がトランギアより0.2mm厚く、板厚1mmで出来ており、これで強度を確保しているんだと思います。


■使用感 

容量も大きく、口も広く、鍋をやるにはちょうど良いサイズでした。


蓋もグリッパーさえあればフライパンとして十分活用出来ます。


また焚火調理でも全く問題無く使用出来ました、そして板厚がトランギアよりも厚い分、より焚火に強いと思います。

余談ですが、表面が銀色のアルミ製クッカーは焚火調理を行うと煤で汚れます。

これを嫌って焚火調理前にクッカーに洗剤やクレンザーを付けて汚れない様にする人も多い様ですが、私は、この煤けて汚れが落ちないクッカーの風合いが凄い好きです。

なんか戦歴の雄姿って感じで。



このミリキャンプのラージメスティンは、サイズも大きく、寒い季節のキャンプでは活躍してくれそうです。

またトランギアのメスティン同様に、直方体形状でパッキングし易く、使い勝手は非常に良いです。また価格もトランギアのメスティンに比べ少し安いので、これから買おうと思う方は良いんじゃないでしょうか。

ただ、容量がシェラカップ1杯分程度なら少なくても良いし、やっぱり中国よりスウェーデンだよね?って人はトランギアのメスティンをオススメします。
やっぱり何だかんだ言ってもトランギアのメスティンの方が正規な感じだし、正直なところミリキャンプのメスティンは模倣品の匂いがします。まぁ、そこは各々の判断でお願いします。

模倣品の匂いはするものの、トランギア製品と違い、バリも最初から取られていますし、品質的にも決して悪くはありません。この記事を読んで興味を持った方は是非買ってみてください。そう今ココで↓


   


と、いう事です。

それでは皆さん、良いアウトドアライフを!ではまた!



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埼玉県日高市の巾着田でタープ泊


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