やっぱりコンテナボックスって便利だよね

「Caramel Candy Camper」のHagarie

2020年12月12日 10:00


~ バンドックのコンテナが良い感じ ~


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Caramel Candy CamperのHagarieです。こんにちは。

最近夜中に外からオカリナの音色と猫の鳴き声が交互にするんですが、私の住む近所に猫使いでも居るんでしょうか、怖い。

そろそろ冬も本番という季節ですね。
しかし例年見られない程キャンプ場が混んでいますね。

茨城県の大洗キャンプ場(→関連記事:大洗キャンプ場でソロキャンプ)なんて開園が午前9時なのに開園時間には既に満員なんて事があったらしいです。

近年のキャンプブームのせいなのか、最近流行っている新型コロナの影響なのか、良くも悪くもキャンプ場は大繁盛の様です。

このまま雪中キャンプも流行るのでしょうかね?
(→関連記事:青木湖キャンプ場で年越し)

今回はそんな雪中キャンプでも大活躍、キャンプの名脇役コンテナボックスを記事にしたいと思います。


★コンテナボックスとか収納とかの話

車やバイクでキャンプへ行く際にキャンプ道具を収納するのに役立つのがコンテナボックスです。何年か前から無印良品の"ポリプロピレン頑丈収納ボックス"というコンテナがキャンプ界隈で流行っているのをご存じの方も多いと思います。

価格も安くて荷物がたくさん入って、丈夫。まるでモノを収納する為だけに作られ便利アイテムなんじゃないかと勘繰ってしまう程です。きっとそう。

私も過去にはスノーピークのシェルフコンテナ25を利用していました。
(→関連記事:シェルフコンテナ25には天板を!)

その後も色々なコンテナボックスも含め、モンベルの容量100LのキャンピングトートL等々色々な収納道具を利用し、最終的には自作の木箱(→関連記事:キャンプ場が休みだしテーブルを自作する)を作ったりしていました。

その自作コンテナも今は新たに2台目を作り使用しています。いつかコレも記事にしたいな。

私が使ってきたコンテナって、スノーピークのシェルフコンテナにしても、自作の木箱にしても重いんですよ、もう素材からして重い。鉄とか木とか重い。そして持ちづらい。もう嫌。

逆に前述したキャンピングトートやザック等は軽いし持ち運びもの楽ですが屋外に置いておくには雨や湿気などが心配です(→関連記事:初心者の為の雨キャンプの話)

もうここまで読んでくれたらお分かりですよね?やっぱりプラスチックで出来たコンテナは便利って話です。軽いし便利、蓋もある。

価格も安くて荷物がたくさん入って、丈夫。まるでモノを収納する為だけに作られ便利アイテムなんじゃないかと勘繰ってしまう程です。絶対そうだよ。

という事で今回は私が利用しているバンドックのベースコンテナについて紹介していきたいと思います。


★バンドックについて

まだバンドックについて紹介した事が無いので今回紹介したいと思います。

バンドック?変わった名前だね、一体どこの国のキャンプメーカーだろう?名前からすると韓国かな?中国かな?値段も安いしね。それが私の初印象

しかし意外にも国内のブランド

創業1925年(大正14年)の株式会社カワセさんという国内メーカーが1994年に立ち上げたキャンプ用品ブランドです。ちなみにその独特な「バンドック(BANDOK)」という言葉はタガログ語で「山」を意味する言葉です。ロゴにも"Attain the top of high mountain"というメッセージが書かれていますが意味は"高い山の頂点に立つ"とかそんな意味。

そして、この株式会社カワセさんは新潟県三条市にある会社です。

キャンプブランドに詳しい人なら察しの通り、新潟県の燕三条といえば古くから金属加工業が盛んな地域で、キャプテンスタッグ、スノーピーク、ユニフレーム、村の鍛冶屋、ベルモント等々多くのキャンプブランドの本社を持つ地域でもあります。

バンドックもその中の一つで、そんなキャンプブランドのメッカで20年以上も切磋琢磨されたのでしょう、バンドックの製品は他の大手ブランドに勝るとも劣らない洗練された様々な道具を扱っており、さらに価格はリーズナブル、道具の組み立ても初心者でもスムーズに行え、収納性や軽量性も高く優れたキャンプ道具が多くありベテランキャンパーも満足出来る道具が多いと感じます。

メーカーのWEBサイトより転載

より手軽に、快適なアウトドアライフを楽しんでいただくために、製品組立の簡素化・収納性・軽量化、スムーズな設計、リーズナブルな価格設定など、あらゆる面において研究を重ね商品を提供いたします。
(→外部リンク:株式会社カワセ公式webサイト(http://kawase-net.jp)



さらに私が個人的に思うのはマーケティングの上手さ、フットワークの軽さですね。流行りに敏感というか、他のメーカーよりも素早く製品を開発し発売するが点が他の大手ブランドより優れていると感じます。またソロキャンパー向けの商品が多く、個人的に興味関心が高いメーカーです。


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★バンドックのベースコンテナ

バンドックのベースコンテナは2タイプあります。
容量の大きいベースコンテナ600と、容量は劣るものの使い勝手の良いベースコンテナ500があります。

◆ベースコンテナ600のスペック



【材 質】
 ●本体/ポリプロピレン
 ●バックル/ABS樹脂
【サイズ】:約600×380×333mm
【梱 包】:約600×380×333mm(PP袋入れ)
【重 量】:約2.6kg
【仕 様】
 ●耐荷重/80kg(フタ)
 ●内寸/約480×286×282mm
 ●フタ取り外し可
【生産国】:日本

【メーカーのコメント】
車載工具・洗車用品、キャンプ用品などの収納に。スタッキング(積み重ね)でき便利です。耐荷重は80kgf(フタ)なので、踏み台や椅子としても使用できます。使用しない時はネスティング(入れ子状態)でき、場所をとりません。バックルはABS樹脂使用なので、破損しにくく丈夫です。


◆ベースコンテナ500のスペック


【材 質】
 ●本体/ポリプロピレン
 ●パッキン/発泡ポリエチレン
【サイズ】:約518×360×345mm
【梱 包】:約518×360×345mm(PP袋入れ)
【重 量】:約2.7kg
【仕 様】
 ●最大収納重量/約20kg
 ●耐荷重/500kg(フタ)
 ●ハーフ型トレー(仕切り×2枚)
 ●内寸/約370×250×265mm
 ●トレー使用時/約370×250×198mm
 ●ハンドル付(ハンドル直立時高さ490mm)
 ●スタッキング可(3段まで)
【生産国】:日本

【メーカーのコメント】
キャンプのギアボックスに。ハンドル付で持ち運びに便利。トレー付きで小物の収納に便利。フタ裏側のフレーム部にパッキンが付いているので、水・ホコリが入りにくい簡易密閉型。耐荷重は500kgf(フタ)で抜群の強度!踏み台や椅子としても使用できます。スタッキング(積み重ね)でき便利です。

ベースコンテナ500は取っ手のハンドルや、内部にトレー、蓋にはパッキンがあり使い勝手が良さそうなので、私は最初はこちらを買おうと思っていたのですがお金が足りなかったしかしベースコンテナ600と比べるとサイズが10cm程度小さく、後述しますがその10cmという僅かな差で結構入れられるものが変わってくる為、私はベースコンテナ600を選びました。



★実際に使用してみて

このバンドックのベースコンテナ600は非常に考えられた造りをしています。私が気に入ったポイントをいくつか紹介したいと思います。


■キャンプを邪魔しない色合い 

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まず目に入るのはその落ち着いたカーキ色。ホームセンター等で多く売られている一般的なコンテナは黒にオレンジ、黒に青や赤、金メッキのバックル等、自然に溶け込みずらい色をしています。

やはりキャンプで使う道具はコンテナであってもアースカラーが良いですよね。



■結構色々入る 

内寸は幅480mmですが逆台形をしているので上部は550mm程あります。サイズ的にはサーマレストのZライトソルが入るサイズです、コンテナの底の方だとギリギリ入るか入らないか、無理やりって感じですがギリ入ります。

(→関連記事:サーマレストのZライトソルというマットについて)

もちろんテントも入ります、私はテンマクデザインの炎幕DXやパンダTC+を入れています。割とピッタリサイズです。これらのコットンやTC生地のソロテントが入るんだから大抵のソロテントは入るんじゃないですかね。

(→関連記事:テンマクデザインの炎幕DXが凄く良い)
(→関連記事:テンマクデザインのパンダTC+を使ってみて)

前述した取っ手が付いてて少し小さいベースコンテナ500ではこれらは入りません。たったの10cmの差ですがやはりキャンプで使うにはベースコンテナ600がオススメですね。



■雨や雪などに対して無敵 

ポリプロピレン製なのでもちろん防水です、多分大雨の中に放置しても中身が濡れる事は無いでしょう。

冒頭でも述べた通り、これからの季節、雪中キャンプをやるならこのベースコンテナ限らず、水が染み込まないコンテナボックスは非常に頼りになります。



■表面加工が良い 

コンテナ表面は梨地のシボ加工が入っており、不自然にテカテカせず前述したアースカラーと相まって脇役に徹してくれます。

梨地のシボ加工には触り心地、滑り防止、汚れや傷を目立たなくする等の効果があります。



■蓋が丈夫 

コンテナの蓋は平面でテーブルとして利用する事も出来ます。

蓋の裏側をみると大きなリブが格子状に付いているので重いものを載せても変形は少なく椅子としても利用出来る程です。一応カタログスペックでは80kgまでは耐えられるとの事なので踏み台としての利用も出来る様です。

テーブルとして利用する場合は火器は厳禁です。ベースコンテナの素材であるポリプロピレンは汎用樹脂の中で、最高の耐熱性を誇りますがそれでも融点は165℃、引火点は300℃と決して熱に凄く強いとは言えません。その上で火器を扱うには危険があります。



■汚れづらい構造 

底面は非常にシンプルな構造です。一般的なコンテナは強度を高める為に、前述した蓋の裏側のように、底面にも格子状にリブが付いていますが、ベースコンテナはこのシンプルなリブ構造の為、土や砂が付きにくく、掃除するのも簡単です。

一応、脚が付いていますが、これは脚と言うよりも、後述しますがベースコンテナ同士を重ねる際に利用する引っ掛かりみたいなものです。


前述した表面の梨地のシボ加工の効果もあり、汚れづらくなっています。



■重ねても安定 

蓋の溝に足が嵌りスタッキングする事が出来る構造です。

80kgを超えなければ重ねる事も可能で、これは車載時に本領を発揮すると思います。


■使わない時は省スペース 

蓋は110度くらいまで開きます。

蓋は完全に外す事も出来ます。


蓋を外して蓋同士、本体同士をスタッキングする事が出来るのでベースコンテナ600を複数持ってて、使用しない時や、家で保管する時などスタッキングさせることで省スペース化を図れます。



■その他 

最初、コンテナ表面にラベルが付いています、割と剥がしやすい素材なので好みに応じて剥がしてしまいましょう。他に刻印とかも無いシンプルな造りなので自分でステッカーをペタペタ貼れば愛着も沸くんじゃないでしょうか。ただ前述した通り汚れが付きにくい表面加工がされているのでステッカーを貼る時はしっかり貼らないとダメです。

ラベルの中で使われている写真にSOTOの製品が多いけどSOTOとBANDOKは仲が良いのかな?



★まとめ


コンテナボックスって非常に便利だけど注目される機会が少ない道具ですが、タイトルの通り"やっぱりコンテナボックスって便利だよね"という話しです。

キャンプで使うコンテナボックスと言えば冒頭で紹介した無印良品の丈夫収納ボックスや、他にもトラスコのTHORコンテナなんかが有名ですが、実際に造りを比較すると今回紹介したバンドックのベースコンテナ600の方がよりキャンパー目線で作られており、キャンプで使い易い様に本当に良く練られたコンテナボックスだと感じます。是非オススメしたいです

道具の厳選をしてワンザックキャンプも面白いですが、使うか使わないか微妙な道具も持って行く様な適当なキャンプの時にはコンテナボックスは大活躍です。是非皆さんも利用してみてはどうですか?

バンドックと言えばソロベースやソロティピーなどのテントが注目されますが、今回はあえて脇役アイテムのコンテナボックスを紹介してみました。

と、言う事です。


それでは皆さん、良いアウトドアライフを!ではまた!


合わせて↓この記事もどうですか?
冬キャンプに向けてヒーターの話


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