キャンプに行けないので宝篋山に登る。

キャンプに行きたい!
つい先日、有野実苑オートキャンプ場に行ったばかりの様な気もするが、そんなの関係無い。私はキャンプに行きたいんだ。10年来の知人がキャンプを始めたらしい、そんな話しを聞いてしまった影響かも知れないけど、とにかくキャンプに行きたいんだ。
その日は午後から外せない大事な用事があり、キャンプには行けない日だった。前日も忙しくて寝たのは3時。どう転んでも洗濯と掃除くらいしか出来ない休みだと諦めつつも朝5時半に目覚めてしまった。目が覚めた途端に「今ここで2度寝するのは勿体無い、キャンプは無理でも山くらいなら登れるんじゃないか?」という思考が回る。
私が住んでいるのは関東平野の真ん中。

午後までに帰る事前提で考えるなら筑波山で精いっぱいだ。

いや、筑波山ですら登り下りの時間までを考えると午後までに帰宅は難しい。
そこで、私が出した結論は、筑波山のすぐ近くの宝篋山(小田山)に登る計画だ。
-Wikipediaから引用
宝篋山(ほうきょうさん)は、日本茨城県つくば市と土浦市との境に位置する標高461mの山であり、筑波山から南東に連なる筑波連山の支峰の一つである。小田山の俗称がある。
私が登山をやっていた頃、登山ギアを試すために登ったりもしていた良く知っている山だ。片道1時間程度で駐車場から頂上まで1時間~1.5時間程度だ。ここなら行って帰ってシャワーを浴びても時間的には余裕だ。
早速、ザックにファストエイドキッド、レインウェア、ヘッドライト、登山用クッカー、手袋を放り込み、登山靴を持って出発した。なんか、この一連の流れが非常に懐かしくもあり、また登山を再開しても良い様な気分になる。
朝の道は空いてて気持ちいい。特に茨城の道は何でか知らないが綺麗だ。信号も少ないし走ってて気持ちいい。本当に思う、自動運転は最高だってね。
終始スバルの自動運転支援システムに頼りつつ一時間もしないうちに到着。
あの山にこれから登るんだ。
頂上はあの電波塔。
最後に登ったのは2013年2月3日。もう5年くらい前なので、すっかりコースを忘れてしまっていたが他の登山客について行くという手を使い早速登山開始だ。
ここはまず右に行こう、寺コースの方だ。何でか忘れたが当時mixiに写真を上げてそんなコメントを書いた記憶があるぞ。そして何よりも他の登山客も圧倒的にこっちから登るからだ。
最初はしばらく田園地帯を歩く。
山に入ったところでいきなり分かれ道。
ここを左に進み、この登山の序盤最大の見せ場、慈悲の滝を目指そう。
歩くこと5分。
それは突然やってきた。
序盤最大の見せ場「慈悲の滝」だ。
(無慈悲な現実が私を襲う)
もう一度言おう。
序盤最大の見せ場「慈悲の滝」だ。
全て察して欲しい。
これが宝篋山なのだ。
それからも次々に滝、滝、滝。滝のバーゲンセールだ。
誰かが言っていたが小さな滝を見て感動するフリをすると、何か"分かる人"らしく見えるらしい。その場合、滝は小さければ小さい程効果的らしい。女の子にモテるかどうかは謎だけど"分かる人"になりたい(見られたい)人にはオススメだぞ☆
しかし朝の登山は本当に気持ちいい。
テントサイト発見。
あんな場所で野営したいもんだ。
しばらく歩くと何か見えてきた。
これは絶対に5年前には無かったものだ。
ニコニコ岩(左)に、ワニ岩(右)か、なんか面白いモノを考えるな。
おぉ、なんか確かにイラストの通りワニと顔に見える。
しかし、この顔は果たしてニコニコだろうか。
怖い。
また歩くと何か木に巻かれていた。
これは「ここから富士」という張り紙のはずだ。
6年前その張り紙がベンチに張られていたので写真を撮っていた。
(2012年7月21日撮影)
時間の流れを感じる。
さぁ、富士山を見てみましょう。
今日は見えないみたいだ。
では、2013年の写真を見てみましょう。

2012年の写真。
あの「ここから富士」の張り紙がボロボロなのは紫外線劣化だけじゃない。きっと登山客の怒りと悲しみの結果かも知れない。私もニコニコ岩みたいな顔になったわ。
さぁ、どんどん登るよ。
しかし、椿か山茶花か分からないが凄い植えてある。
花びらだけが取れるのは山茶花、首から落ちるのは椿。
先日行った有野実苑に居た有名ブロガーの人にそう聞いた。
これはツバキ!
違いが分かる男、Hagarieです!
さぁ、どんどん登るよ。
富士岩。
ここには昔、山城があったんでしょうかね。
やっぱり来て良かった。気持ちいい。
お、宝篋山名物バイオトイレだ。
説明文よく読むと普通に「ウンコ」って表現してるね、真面目な文章なんだからもっと何か別の表現あるんじゃないか。(→関連:≪使ってみた≫スプーンとフォークの素)
バイオトイレが見えたという事はもう直ぐ頂上。
お!
頂上到着。宝篋山制覇だ。
頂上からは筑波山が一望できます。
(コンデジの望遠限界)
やはり、駐車場から1時間程度で頂上まで着いた。
時間に余裕もあるし、朝からご飯も食べて無いしここで朝食にしよう。
久々のP153バーナー。
こんな山でP153を使うまでも無いだろうなとか頭の中で呟きながらドヤ顔で周りを見渡してみると私を除き3組の登山客がP153を使用してました。というか、その3組以外バーナー使ってないんですがね。P153の圧倒的なシェアに驚愕。P153って今こんな誰でも持ってるモノなの?超ショックだわ
ご飯を食べて休憩していると何か見つけた。
お、ここ直火OKサイト?
何目的だ?コレ?
お、コレはなんだ?
なるほど、あっちには日光連山があるのか。
そして、こっちは八ヶ岳連峰な。
うん。知ってた。
さぁ、帰ろう。下りは別ルートで。
しかし、この圧倒的なバイオトイレ押しはなんだ。
幸福の門発見。
とりあえず通っておいた。往復した。
私も幸せになりたい。
すずり石発見。
う~ん。無視。
危うく気付き忘れそうになったがピークを踏んでいた。
もうちょっとだ。
ん?
振り返る。
うん。めっちゃ和。
「中世の城」って聞いて勝手にヨーロッパの城を思い浮かべてたわ。
しばらく歩くと何か見えてきた。
?
!?
朝だから写真撮ってられるけど夜ならガチで怖いヤツだ。
何で首と石をすり替えてんだよ。
いや、お前らは違くね?
はい、駐車場が見えてきました。
その後、急いで帰り、用事にもバッチリ間に合いました。
この歳でこんな事するとは思ってませんでしたが、やっぱりこういうの偶にすると面白いですね。また、登山始めちゃおうかな。
そんなことより、とりあえずキャンプ行きたい。
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