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暖は焚火だけ、初めてのソロタープ泊

   

暖は焚火だけ、初めてのソロタープ泊
~ 虫が居ない事を良い事に今の隙にタープ泊 ~





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Caramel Candy Camper管理者のHagarieです。こんにちは。

なんか前回、酷い目に遭いたいという記事を書いたところ別の知人から、「あの考えは分からない、気持ち悪い、もっと有意義な事書け」とキャンプに興味も無い人から応援のメッセージを頂きました。とりあえず貴様にハゲる呪いを掛けておいたゾ★

というかBlogバレしてるの忘れてました...このままでは私が実は捨て猫を拾ったり町で困っている老人や子供を助けてるイイ奴って事がバレてしまうじゃないか。ホントBlogバレって辛いわー。


という事で先日、酷い目に遭いに冬のタープ泊をやってきたので記事にしたいと思います。

★今回訪れたキャンプ場

 今回タープ泊をしに行ったのは茨城県大洗にある「大洗キャンプ場」です。大洗キャンプ場に関しては去年11月にもしし座流星群を見る為に行ったばかりなのですが、冬場にオープンしていて、且つ、家から近く、比較的閑散としているキャンプ場としてここを選びました。


(ここをクリックで公式ホームページへアクセス)


過去記事で少し場内の紹介とかしているので、このキャンプ場に興味がある方はそちらをどうぞ見てください(→関連記事:大洗キャンプ場でソロキャンプ)


★キャンプレポート

暖は焚火だけ、初めてのソロタープ泊
~ 夏に内山牧場キャンプ場でタープアレンジではしゃぐ高校時代の部活の後輩Lさんの図 ~


 私は過去に意図せずテントの無い状態で屋外で寝たことはありますが、狙ってやった事は無ありませんでした。しかし以前からタープ泊をやりたいとは考えており、去年の夏、内山牧場に行った時に上記の写真の通り一緒に行ったLさんがタープアレンジで遊んでいるのも羨ましく見ていました(→関連記事:あの日見たキャンプ場を僕達はまだ知らない)しかし、タープ泊の機会になかなか恵まれず、さらに冬場になり、チャンスを失ってしまった様に思っていました。
暖は焚火だけ、初めてのソロタープ泊
(→関連記事:青木湖キャンプ場で年越し)


 しかし、逆に考えれば冬場こそ虫も居なければ、草も生い茂っていない、さらにその寒さから確実に酷い目に遭える事は約束されているという事実。これはもうタープ泊するしかないんじゃないかな?むしろタープ泊のトップシーズンは冬なんじゃないかな?という真理に気がついてしまったのです(→関連記事:私がキャンプに行く理由)

ということでテント無しタクードガスヒーターも無しカイロ無しロングTシャツフリース(mont-bellのクリマプラス100)のみ、さらに手袋ネックウォーマ無しというアウトドアを舐めきった装備と、更に椅子も何となく邪魔だったので家に置いてキャンプに行くことにしました。
暖は焚火だけ、初めてのソロタープ泊
そのおかげで主要装備はザックとスノーピークのシェルフコンテナ25にほぼ全て収まりました。これにより車から離れたサイトでも問題無くなりました。


 まぁ、そう言いつつも焚火が出来なければどうにもならない不安からSOTOのST-310ガスバーナーと、もしも雪渓蜂や南極蟻が居たら嫌なのでFLYFLYGOのモスキートネット(蚊帳)を保険として持って行きました。そして車もあるし多分死ぬことは無いでしょう。


 また、このタープ泊を通して検証したいことがありました。それは「冬のタープ泊は本当にキツイ」という人と「冬こそタープ泊」という人が居るのでどちらが正しいのか実証したいと思っていました。状況によるとは思いますが、どちらの意見が正しいか。凄く気になります。

*****

道中、海に面した公園に寄ったのですが、この日は蜃気楼が出ていました。なんか良いことがありそうです。
暖は焚火だけ、初めてのソロタープ泊
古代中国では、蜃気楼とは大きなハマグリが口から妖気を吐いて、空中に楼閣を出現させていると考えられていました。きっとあの海にも大きなハマグリが居るに違いない。


そしてキャンプ場に着くと、お客さんが明らかに少ない。受付で話を聞くと今朝にが降っていたせいだと知りました。へー...雪、降ってたんだ...。
暖は焚火だけ、初めてのソロタープ泊


装備が少ないのでサクッとサイトを構築、今回利用するタープはタトンカのタープ2です。寝袋はタケモのスリーピングバッグ7です。
暖は焚火だけ、初めてのソロタープ泊
思いの外、地面は乾いているが既に寒い。まだ全然死ぬような寒さではないが寒い。白金カイロくらい持って行けば良かった。

夜が来る前に焚き火を完成させなければ死ぬ。
暖は焚火だけ、初めてのソロタープ泊
(→関連記事:初心者の為の焚火の話)

幸いにも着火材はそこいら中に転がっています、比較的簡単に火がつきました。
暖は焚火だけ、初めてのソロタープ泊

焚火で夕食を作ります、ソロで焚火料理なんて久々です。なんかドキドキしながらお米を炊きます。
暖は焚火だけ、初めてのソロタープ泊

それにしてもお尻が冷たい。一応下の写真のオレゴニアンキャンパーのグランドシートを敷いてその上に座っていたのですが、
暖は焚火だけ、初めてのソロタープ泊
地球という名の巨大な氷の塊に私の体温はどんどん吸われ、そして、お尻の冷えがお腹くらいまで登ってきて、最終的にどうしようもなくなったので火消し壷を椅子代わりにする事にしました。持ってて良かった火消し壷。
暖は焚火だけ、初めてのソロタープ泊
次回は椅子を絶対に持って来よう。

*****

 この日の夕食は先日のバーベキューの時(→関連記事:寒いけどバーベキューに行って来た、あとスキレットの話とか)に知った明治風すき焼きと白米です。あの時はすき焼きに椎茸を入れなかったのですが私の持つすき焼きのイメージは「合法的に椎茸を食べられる料理」だと思っているで今回は椎茸をたくさん入れます。なんか少し伝わり辛いかも知れませんがコロッケを「合法的にソースを食せる食べ物」とよく表現しますがアレと一緒です。そんな事言ってる人私以外見た事ありませんが。
暖は焚火だけ、初めてのソロタープ泊
ちなみに私が利用しているお米はあかふじの「今日のごはん」という1合づつ真空パックになったもので、味噌はマルコメの「味噌パウダー」を利用しています。どちらも携行性に優れアウトドアにピッタリでおすすめですよ。







初めての焚火炊飯でしたがバーナーの炊飯の記事で書いた様な「炊飯の基本」を守ったところ(→関連記事:初心者の為のご飯の炊き方の話)おいしく炊く事が出来ました。
暖は焚火だけ、初めてのソロタープ泊
鍋底の辺りは焦げ付かない程度にほんのりとお焦げが出来た。狙い通りだぜ。ギリセーーフ

やはりキャンプで炊いたご飯は美味しい、すごく美味しい。面倒で殆ど飯盒炊爨はしないが本当におすすめしたい。
暖は焚火だけ、初めてのソロタープ泊

夕食後、焚火に当たりつつお湯を沸かす。
暖は焚火だけ、初めてのソロタープ泊

この間のお正月に知人の子供にお年玉をあげたところ、その知人からお年玉返しとしてサーモスの断熱カップを貰ったので持ってきました。これでココアを作って飲むんだ。
暖は焚火だけ、初めてのソロタープ泊
私はmont-bellのプラスチック製サーモマグカップを普段使いしているのですが、これはあの有名メーカーのサーモス。多分mont-bellとは比べ物にならないくらい性能が良いに違いない。私が渡したお年玉の金額から、そのお返しという事で金額的に予想は付くし、グレードの低いものと分かってはいるがサーモスはサーモス。

試しにココアを作って30分程放置して「もう冷めちゃってるんだろう?フヒヒヒヒと飲んでみると驚くべき事に本当に冷めてて、ちょっとショック...。いや、きっと屋外だし、なんか、そうだよね、普通だよね、これが...。
(※後日、家で使用したところ1時間くらい暖かさをキープしました。凄い。)


 話しは少し変わって、このニュートラルアウトドアのX型焚火台、久々に使いました。アルバムを開いて調べてみたら2年ぶりの使用。

この焚火台は幅が40cmあり、一般的な36cmの薪を切ったりせずそのまま入れらることが出来、そして折り畳めば厚さは6cmとコンパクト。本当に扱い易い。なぜこれを持っているのに沼に嵌りかけ他の焚火台を2台も買っているのか分からないくらい使い心地が良い。

最近では灯油ストーブなんかも購入して(→関連記事:冬のソロキャンにはタクードがピッタリ)こういったきっちりと焚火をする機会は殆どありませんでしたが、本当、焚火って良いものですね(→関連記事:初心者の為の焚火の話)。コイツはもっと使ってあげよう。


・・・と調子に乗っていたら薪を使い尽くしてしまった。

この時点で気温は2度。
暖は焚火だけ、初めてのソロタープ泊
氷点下では無いし、焚火に当たり続け、暖かい飲み物もたくさん飲み続けた(3リットルくらい)ので極端には寒くなっていませんが、薪が尽きたなら仕方無い、冒頭で述べた通り、ストーブはおろかカイロも無く、手袋もネックウォーマーもしていない、更にはTシャツにフリースのみの装備、完全に身体が冷える前に寝袋に入るしかありません。

*****

寝袋の中は非常に暖かく快適で、夜寒くて起きる事も無く熟睡出来ました。因みに温度計で確認すると最低で氷点下-3.2度まで下がっていたようですが全く問題無しでした。
暖は焚火だけ、初めてのソロタープ泊
今回使用したスリーピングギアとしては、DODのバッグインベッドの上にmont-bellのインフレータブルマット、そこにmont-bellのシュラフカバーを付けたtakemoのスリーピングバッグ7です。

*****

朝。6時。
暖は焚火だけ、初めてのソロタープ泊
まだ日が昇る前に起床。

暗くて行動できないので電気を灯す。
暖は焚火だけ、初めてのソロタープ泊
温度計で確認すると気温は氷点下-1度。寝袋から這い出ると昨日の夜は感じなかった程に物凄く寒い。どうしようも無く寒い。長時間居られないくらい寒い。

薪は全て昨日の夜に使い果たしたのでバーナーでお湯を沸かす。
暖は焚火だけ、初めてのソロタープ泊
とりあえず、ただのお湯を飲みつつ食事の準備をする。

ほぼいつもの定型だが、キャンプの朝はこれに限る。
暖は焚火だけ、初めてのソロタープ泊

それにしても寒い。
暖は焚火だけ、初めてのソロタープ泊
寒さの為か鼻水が止まらない。昨夜3リットル程水分を取ったが、多分この日の朝は3リットルくらい鼻水が出た。冗談では無く本当に3リットル。いや5リットル出たかも知れない。

食事を取ってから何か行動しようとしたが、あまりの寒さに動く気になれず、とりあえず非常に原始的ですが調理で使用したST-310ガスバーナーで、ただただ暖を取っていました。
暖は焚火だけ、初めてのソロタープ泊
絵でも描こうかと思っていましたが、指先が寒さの為悴んでしまいまともにペンも揮えない、やっぱり椅子も無いからお尻から冷えてきて、もうどうしようもなくなったので最終的にはもう一度寝袋に戻りました。

*****

起床。9時。

このキャンプ場はチェックアウト時間が午前10時と早い為、起床と同時に撤収作業を開始。いつものステイシー(→関連記事:ogawaのステイシーネストについて)に荷物を満載した状態だと撤収に2時間くらい掛かる時もありますが、今回は荷物も少なかったので40分で全ての撤収作業が終わりました。
暖は焚火だけ、初めてのソロタープ泊

★冬のタープ泊をやってみて

 今回分かった事についてまとめてみます。

・寒いが思いの外辛くはない。
 まず、寒さについてですが凄く寒かったです。間違いなく寒かった。特に朝の寒さは耐えがたいものがありました。しかし寒いというのが始めから分かっていたので辛くはありませんでした。しかしながら、次回行くときは多分もっと暖かい格好をしたり、カイロを併用するし、荷物が許すならガスストーブくらいは持って行った方が良いと感じました。そして、これはあくまでも最低気温-3度程度という事と、風がほぼ無風だったので、こんなにも余裕が生れたのかも知れません。もっと寒かったり風が強かったら中断を余儀無くされたかもしれません。


・冬のタープ泊にモスキートネットは必要無い。
 今回、モスキートネット(蚊帳)を使用しましたが、どうやら大洗には雪渓蜂とか南極蟻は居ない様なので全く必要無かったです。そしてあくまでもフルメッシュの構造なので風なども遮れません、ただ設営と撤収の時間をいたずらに割く存在になってしまったと感じました。そもそも雪渓蜂とかこの世界に居るんでしょうか、南極蟻とかも聞いた事も無いしネットで検索しても引っ掛かりませんし。誰だ言い出したのは。

・今使っている焚火台では椅子が必須。
 次に椅子ですね、今回「なんか邪魔だな」程度の考えで持っていかなかったのですが、アレはあったほうが良いです。私が使っている焚火台は一般的な高さがあるので焚火をいじる為ずっと前屈みで地面に座っていたら、身体がバキバキになり椅子が必須と感じました。もっと低い焚火台でもサーマレストのZシートの様な所謂アウトドア用ザブトンが必須じゃないですかね、地面に座ってると身体の熱を地球に全て持っていかれます。


しかし、上記の様な反省点はともかくとして、今回はちょっとした小さな事にも幸せを感じられました。例えば普段の私の冬キャンプではテント内は常に暖かく冬という事を忘れる程ですが、今回のタープ泊では常に寒かったのでちょっとした暖かさだけでも凄く幸せに感じました、2日目の朝なんてミネラルウォーターを沸かしただけのお湯を飲んでこれまでに無いくらい幸せを感じたくらいですから。そして焚火で料理をする緊張感、普段使っているガスバーナーではほぼどんな環境でも目的の火力に簡単に調整出来ますが、(私はまだ)焚火の完全なコントロールは出来ません、それを試行錯誤して、ご飯が上手く炊けただけで凄く嬉しかったです。

総合的な感想で言うと、
めちゃめちゃ面白かった!
というのが一番の感想です。すぐにでももう一度やりたいレベルですね。

ただし、グループキャンプで行なえば二度と一緒にキャンプに来てくれなくなる仲間が出るかもしれないレベルな気もしました、私の装備で行くと良くも悪くも本当に酷い目に遭えます。

暖は焚火だけ、初めてのソロタープ泊

今回私は車が歩いて3分くらいの位置にあったので、いざ時は夜の街に逃げ出せるという余裕がありました。皆さんもやるときは何らかの保険は掛けといた方が良いと思います。という事で皆さんも冬のタープ泊を是非どうぞ。

それでは皆さん、良い冬キャンライフを!ではまた!


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